古民家の価値とは? | 田舎暮らしなら、キタノ株式会社

古民家の価値とは?

こんにちは岡です!

 

日本の中古住宅は、築年数が古ければ古いほど価値がないものとされています。それは固定資産税の計算方法から見ても明らかです。

 

しかし、それは一般的な木造住宅に対しての話。

 

古民家などの伝統工法の家には、必ずしもその考えは当てはまりません。

 

なぜなら、古民家には、今では手に入らないような貴重な材料がふんだんに利用されているから。

 

例えばこの木の扉・・・新しく作ろうと思ったら、いくら費用がかかると思いますか??

 

実は、この扉に採用されている鏡板は木材市場で購入すると、50万円以上の値段で取引されています。なので、この扉を作り直すとすれば、新たに約80万円以上の出費が必要になります。

 

そういった事を考えないまま、単に古いからといって、良質な材料で作られた古民家が、どんどん破壊されている現実があります。

 

どうして、扉一枚が80万円もするような貴重な建物を取り壊して、安っぽい建物に建替えてしまうのでしょうか??

 

恐らくそれは、私たち不動産業者や建築会社の責任でもあると思います。

 

本当に価値のあるもの、残さなければいけないもの、をきちんとお客様に説明できていないからではないでしょうか?

 

お客様もそんな事実を知らないと、「古いもの=価値のないもの」と、とらえてしまうのは当然です。

 

今の日本に広まっている、そういった間違った価値観を、変えることはできないかもしれません。。

 

だけど、私とかかわった、お客様・・そして、弊社で建物を購入されるお客様には、そのことをお伝えして、一人でも多くの人に、本当の価値を知ってもらいたいと思います。

 

(岡)