自分は今みかん農家で働いています。

農家の親方が12時になるとお昼ご飯を食べに自宅に帰ります。
13時になったら一人で作業を始めておいて、とは言われていますが、
帰って来るのが13時20分くらいなので、20分くらいサボることも出来るわけです。

しかし自分は、仕事をサボりません。

真面目くんかよ。

と思われたかもしれません。

世間一般にはそう言われますが、たぶん価値観が違うだけだと思います。

サボらない理由は、サボる理由がないからです

逆になぜサボらないかを考えたら、結構いっぱい出てきたので、書いて行きます。






・ルーティンを崩したくない

 



8:00 作業開始
10:00 10分の休憩

12:00 お昼休憩 20分でご飯を食べる
12:20 携帯で記事を書く(これ)
12:45 15分間だけ寝る

13:00 仕事を始める
15:00 10分の休憩
17:00 終了



この流れが自分の体に染み付いているみたいで、これが変わると、慣れないことをしていると判断した体が、結構疲れたりします。

うちの妻には、仕事が休みの時のほうが疲れてるよ、とまで言われました。

1日の流れを体に覚えさせると、仕事が楽になりますよ。






・休みが多いと体がダルくなる



これは読んで字のとおりなのですが、あまり長く休みすぎると、仕事を開始したときの立ち上がりが悪く、 ダルい状態を長く引きずったまま作業し続けることになります。
親方が帰ってきた時に、体がすでに立ち上がってバリバリ働いてたほうが、「こいつ頑張るな」と思われて、心象もよくなります。






・自分も事業者だから気持ちがわかる


事業者がバイトにしてほしくないことって、
サボることと、怪我をすることだと思います。
自分としてはサボってても成果を上げてくれれば全然OKなんですが、大体の人はサボってたらいい気はしません。
人にされて嫌なことは自分でもしない。
という信条のもと、自分はサボらないバイトになることにしてます。






・動いた分だけ体が鍛えられる

単純に運動量が増加するので、カロリー消費に繋がります。
たとえ、健康な食事と、十分な睡眠が取れていても、運動して筋肉量を増やさなければ健康な体にはなりません。
自分が外で働く一番の目的って、運動不足の解消なので、ここを意識している時が多いですね。





・自分が好きでこの仕事をしている


大企業の極小さい歯車として働くのと違って、人員が少ない農家さんだと、頑張りがとても感謝されます。
そうやって感謝されると、また頑張りたくなります。
数ある農家の中でもそこを選ぶということは、その人たちが好きで、そこに行っているのです。
好きな人たちのためだと思うと、人間頑張れますよ。






・自分が頑張らないと農家が潰れる


というと大げさですが、みかんを10ケースよりだったら20ケース取ったほうが、バイト代、もしくは労力が1/2で済みます。
より多くのみかんを収穫できる人のほうを雇いたいから、成果を出してアピールする意味合いもあります。
また極端な話ですが、最悪自分の仕事が効率が悪くて農家が潰れても(まぁないとは思うしその前に解雇でしょうが)自分の仕事もなくなるので、サボらないほうがいいのです。







・収穫したみかんを買い取る約束をしている



傷物のみかんは、味は一緒でもJAで手数料を引かれると、結構手元に残るお金は少ないみたいです。
それだったら、自分が買い取ってネットで売ってみようと思ったわけです。 収穫すればするほど売るみかんの量も多くなる。
そうなると自分の収入にも関係してくるわけです。
そう考えると、バイトとは言っても、他人事じゃなくなります。
仕事に対するモチベーションも高まるし、良いことばかりです。