・釣り具は1年間売ってみないとわからない、という話

 

 

釣りには、季節によって釣れる魚と釣れない魚がいます。

 

先日の記事に書いたアオリイカは秋に釣れるから、エギは秋に集中して売れるし、

 

ライギョは夏に釣れるから、フロッグはそのあたりしか売れない。

 

寒さでボトムに沈んだ低活性なバスをスローに狙うバイブレーションは、当然冬を中心に売れます。

 

 

 

そうやって考えると、ある程度売り時の的を絞りやすいのが釣り具ですが、

中には全く的外れな時期に、いきなり売れ出すルアーがあったりします。

 

今は冬ですが、先日絶対に使うはずのないバス用のペンシルベイトが立て続けにバンバン売れたということがありました。

 

 

 

 

こうしたイレギュラーがありながらも、基本的には季節商品は季節に則して売れます。

 

しかし季節商品は年によって出方も違うため、仕入れの量が難しかったりしますね。

 

多く仕入れすぎると在庫を抱えることになるし…

 

 

 

 

売る側としては年中売れて欲しいものです。

 

 

 

 

 

また、最初から全ての商品が滑り出しも良く売れてくれれば何の問題もないのですが、

 

「これは売れるだろう!」

 

と自信を持って売り出した商品が大コケする時もあるんです。

 

そういった商品が、売れないと判断して見切りをつけるタイミングが難しいんです。


 

 

 

とあるソルト用のヘビーシンキングミノーが、半年間ほとんど売れてなくて、これはもう次の輸入は無いな、と思っていたら、次の月に大量にあった在庫が一気に売れて完売したということがありました。

 

 

季節商品ではなかったのですが、そこからその商品は上り調子で、今でもなかなか売れる商品として残り続けています。

 

 

 

 

半年も売っていて売れなければ、基本的にはハズレ商品なのですが、中にはこういったケースもあったりするので、ハズレと決めつけてしまうのは時期尚早だったりします。

 

 

まぁさすがに1年売って全然売れなければ、どの季節にもヒットしなかったということで、ハズレ認定しても良いでしょう。

 

値上がりしない株をずっと持ち続けていると同じですからね。