僕の言葉はもう君には届かない

（作詞　稲次将人／作曲　××）

僕の言葉はもう
君には届かないね
君と初めて逢ったあの夜　僕は
どんな歌を歌ったんだろう

あの夜もこんな土砂降りだったね
二人くっついて
黒い小さな折畳み傘に入って

路地裏の洋服屋の軒先で
肩を寄せ合った―――
君の肩に触れていた
切ない笑顔をすぐ隣で見ていた

ごめんね　ごめんね
僕の言葉はもう
君には届かないね

珠玉の言葉がもう
君には届かないね

ごめんね　ごめんね
ごめんね　ごめんね
ごめんね―――

きっと明け方には
あの満月がまた見られますように
一緒に二人で見られますように