안녕하세요.

 

 

 

日本にいた時から決まって金曜日の夜は、1週間の仕事が無事に収まった安堵感と感謝の気持ちでいっぱい。今週も無事に終わりました。世の中の華金ムードとは打って変わって一人おうちでコーヒーを一杯やりながら、毎度の考え事をひとつ。

 

日本で働いていた時のこと。韓国に行くことを決める前だったか後だったか定かでないのですが。私にとってひとつ大きな出来事がありました。それは、会社から韓国の事務所に電話をかけること。

 

当時の私の業務とは全く無縁の、他の部門の業務だったのですが。担当者の方が韓国の事務所に連絡する必要があり、現地の事務所に電話をかけました。その事務所には日本語ができる方がいるとのことだったので、違う人が出ても英語で取り次いでもらえるだろう、とのことでした。しかし、何度かけても日本語ができる人がいる様子がなく、なかなかコミュニケーションができない…!

 

そんなときに、その方が私に声をかけてくれたのです。と言うのも、職場では私が韓国好きと認識してもらえていたようで、あの子なら何とかなるだろうか、ということで声がかかったのです。当時の私はハングルはわかるものの、とても”出来る”というレベルではありませんでした。でも、せっかく声をかけてもらえたのでここはやってみよう!と、恐る恐る引き受けたのを覚えています。(今思えばなぜ引き受けたのか、その度胸に驚きです。)

 

数回のコールのあと、受話器の向こうから韓国語が!わからないなりに、頭の中で準備した韓国語を話してみる。すると返事が返ってくる。100%聞き取れるわけではないけれど、何となくニュアンスは伝わってくる。どうやら私たちがかけたかった事務所ではないらしく、かけ間違いだという。それだけ何とか聞き取って電話を切る。

 

その後、改めて電話番号を調べると、本当に番号の表記ミスだったことが判明。担当の方は正しい番号をゲットして無事に業務を進行できたようでした。(当時は企業でそんなことあるのか?と思ったけど、今思えば韓国なら十分あり得ると納得。)

 

この出来事の中で、私ができたことはほんのわずかでした。おそらく、私が電話をかけなくても、そのうち解決できたことでしょう。でも、それでも当時の私にとってはとても大きな自信になりました。なぜならば、この経験を通じて2つのことがわかったからです。

 

一つ目は、”相対的に役立つ強み”という視点です。どんなことも自分よりずっとうまい人、得意な人が世の中に五万といるけれど、その瞬間、そのコミュニティの中では自分が最も得意な場合もあるということです。

 

そして二つ目は、自分の情報を開示することで、誰かが自分の仕事を作りだしてくれるということ。普段の業務には関係ないプライベートな趣味や特技も、それをキーワードに自分を思い出してもらえる。それが仕事において自分にしかできない役割に生まれ変わることが感動的でした。

 

ほんの一瞬のできごとでしたが、自分の好きなことや得意なことを発信していくことで世の中で誰かの役に立つチャンスが舞い込んでくる、そしてそれを積み重ねることで自分の自信も積み上げられていくことがわかりました。

 

平凡な私にだってできることがある、そう思った特別なエピソードです。

 

おしまい。

 

 

|今までの記事|

【考えごと】ティッシュ箱でシルバニアをつくろうとしたことで出来上がった私。

【考えごと】11月11日に気が付いた私が語り尽くせるテーマ。

【考え事】中学時代の生徒会選挙で「頑張りが認められたね」の話。

 

 

|Instagram|
https://www.instagram.com/naiyu164