震災後、数えて3回目の給油。 | 兄者新聞 とりとめのない毎日とありふれた日常

兄者新聞 とりとめのない毎日とありふれた日常

とりとめのない毎日とありふれた日常を記事にしていきます。
不定期更新、長期放置あり。

 やっと普通に給油出来るようになりました。
一時は給油するのに徹夜組まで現れたりしてましたが。。。

 今までずっと仕事の帰り道に給油してたんですが、今回いろいろお世話になったということで、会社で契約しているスタンドさんで給油してみました。
昔からある一家でやってるようなガソリンスタンドさんです。
もちろんセルフじゃないんでお値段もちょっと高めです。

 ま、それでもほんと大渋滞しながら給油しないといけない状況のときでも、夜中にこっそり開けてくれて満タンいれてくれたりしてくれたので「恩」を返すべく給油に向かいました^^;

 今思うと、ほんと2週間くらい前って「恐怖」すら感じる状況でした。
いや、給油が出来ないという恐怖ではなくて、お客さんがもう殺気立ってましたしね。
並んでいる距離なんて平気で㌔単位でしたしね。
給油制限とかでもめてるのよく見かけました。

 自分は徒歩出勤覚悟でしたのでもちろんそんな給油渋滞には並びませんでしたが、会社の配送用とフォークリフトの燃料を頼んでるお店の人が気を使ってくれて「店頭電気つけられないけど給油するよ」と電話をくれたのがこのお店です。
確かに店頭の電気なんてつけたらあっという間にクルマが並んでしまう状況。
これがまず怖かったです。
常連さんとかならともかく、通りすがりのクルマがどんどん並んでいくその様は本当に怖かったです。
あっという間に500mくらいはクルマが見るみる間に並んでいく。
真っ暗なスタンドの出口。
自分のクルマがやっと通れるくらいの隙間をパイロンで作ってくれて、待ち合わせをして給油してもらいましたが、それでもあっという間に10台くらい並んでしまいましたからね・・・。
『見るとみんな結構入ってんだよ・・・』
通りすがりで並んでいくクルマに手でバッテンをしながら断っていくおじさん。
そのスタンドのおじさんがボソっとつぶやいたのを今でも覚えています。
『お客さんが来てくれるのは嬉しいんだけど、今一番にやらないといけないのは地元の常連さんにまずしっかり対応していくことしか出来ない』ともこぼしてました。

確かに、こんな状況でも地元の常連さんたちは自分を含めなぜか「遠慮」をするのです。
自分よりもっと大変な人がいるのであればと。
平気で半日くらい渋滞で並んででも給油しないといけない人=大変な人という解釈です。
ですが、しっかり地域に根をもったスタンドさんは、そういう地元の人にも目を向けているんだなと今回あらためて確認できましたね。。。

そんなこんなもあり、最安値から6円高いのですが給油しました^^
6円分の価値は十分あるお店だと思います。
まぁ、、、見た目はちょっと今時じゃないお店ですけど。。。(失礼)

 自分が同じように値段関係なく給油に行っていた顔なじみのガソリンスタンドの多くが、ここ数年で閉店してしまいました。商売的にやっていけないというのが真実でしょう。
安値競争には参戦できないところが淘汰されていく現実。
でも、安さ以外の大切なものまで淘汰されていってることに、今回の震災で気が付きました。

ちなみに、ここのお店では20リットル以上給油すると洗車サービスになります^^;
仕事中でしたが・・・洗車してもらいましたw