養蚕の神さまが紡ぐご縁♡ままやさんのジャム教室開催しました | ごはんが主役!旬のごはんと発酵食の料理教室・大阪・堺・岸和田

ごはんが主役!旬のごはんと発酵食の料理教室・大阪・堺・岸和田

ごはんが主役の料理研究家 おくのひろみ です。
南大阪を中心に、
大阪・堺・岸和田方面で活動中です。


私の幼いころは、綿工業が盛んで機織り機の音があちこちで
聞かれた南大阪の街でした。

農業神の天穂日命(アメノホヒ)さまが創立されたという山直神社が
近くにありますが、
アメノホヒさまは、稲穂の神、養蚕の神、木綿の神、産業の神として信仰されているそうで
養蚕も盛んだったのかなと、この地の歴史も気になるところ(^^)



去年、
お世話になっている自然食品店の「青山」のお母さんと話していたら、
以前は火鉢のうえにお湯を沸かし、蚕を炊いて絹糸を紡いでたのよ~って。

そういえば、ウチの蔵にもたくさんの火鉢があるんです。
その数が半端じゃない。

去年のチャリティファッションショーで、青山のお母さんが
「戦後食べるものがなくて、大切にしていた両親の着物が、一枚、
また一枚と、私たちのごはんやお芋やお野菜に替えられていきました。
そんな、大切な着物だから、ハギレひとつも無駄にはできません。
着物は世界に誇る日本の文化です」
と、語られたのが、今でも心に残っています。

桑の木が茂り、蚕を育て糸をつむぐ、そんな手間暇かけておられる着物の
一反一反は、母から娘へ娘から孫へと、その精神まで時代をこえて
受け継がれてきたことでしょう。


そして今回は、以前、ままやさんの桑の実ジャムを食べてもらった教室生の方から

ご近所の庭先で家人が収穫するのが大変な桑の木があって、
ままやさんにジャムにしてもらえませんか?ってお話をいただきました。

今年はなんと、ままやさんの桑の木が、桑の実どろぼうにあったそうで、
早々に話がきまり、教室生の方とままやさんで桑の実を収穫、意気投合されて♡

いなほのキッチンでジャム教室を開催しました(*^^)v

桑の実は、マルベリーと呼ばれるそうで、
マルベリーを育てる若い農家さんも応援できたらと
ままやさんが連絡をとってくれたのが、

な~んと、4,5年前に一緒に米市農園さんに自然農体験にでかけた
Kちゃんで、

ままやさんが初対面だというのに、私と知り合いだったのも驚き、
ご縁を、お引き寄せしちゃいました(*^^)v

そんなふうだったから、ジャム作り教室が和やかで笑いが絶えず
楽しい時間で、すっかり写真撮影忘れちゃいました(>_<)

最後に桑の実とパチリ!



この春から、ままやさんとご一緒することが度重なり、
まさかこんな流れで、いろんな方とご縁が繋がり、
輪が広がるなんて幸せすぎますね~(*^_^*)

桑の木を見ると
この地域のご年配の方が懐かしがると、ままやさんが話されていて

そんなこの地域の方々の想いを、子ども達に伝えていきたい想いにかられしまうのです。

ままやさんも、糸紡ぎをずっとしてみたいと思っているそうで、
いつか、蚕を育てる日がくるかもしれませんよ(^_-)-☆(笑)


こうして「桑の実」を通して繋がるご縁に、
有史以前に、この地を治めたという天穂日命さま、
土地の神さまから、幸せのおすそ分けを戴いた気分です(*^_^*)


今日も最後までお読みいただきありがとうございます♡

ご縁に感謝の思いで♪