嫁の梅シゴト2 | ごはんが主役!旬のごはんと発酵食の料理教室・大阪・堺・岸和田

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ごはんが主役の料理研究家 おくのひろみ です。
南大阪を中心に、
大阪・堺・岸和田方面で活動中です。


この記事からの続きです♪

先日も書きましたが、
ウチではまだ、義母メイドの平成17年モノの梅干しをいただいており・・・
まだまだ梅干しの在庫はたくさんあり、

小梅で、おやつ感覚でいただける干し梅を作ることにします。

(梅干しと干し梅?一緒やんか~笑)

少し色づいた小梅と塩で漬けました。
$いなほ~Happy Food Style~
梅酢(この段階では紫蘇が入ってませんので、透明の液です)が、あがってきたころ合いをみて
紫蘇を漬けます。

義母が、ご近所さんでたくさんの紫蘇を買ってきてくれます。

体調がまだ望ましくない義母は、休み休みしながら、
それでも梅干しは、自分が作らないとあかんという使命感からか・・・
ワタシと一緒に作業してくれます。
いなほ~Happy Food Style~
「おばあちゃん、これ全部、梅干しに入れるん?何キロ漬けたん?」

「3kg、紅しょうが欲しいさかい。残ったらジュースにする。」

「おばあちゃん、ジュースにするんやったら、葉っぱ全部ちぎらんでもいいんちゃう?」

「全部ちぎるねん。ジュースにするさかい
 葉っぱはな、細かいのもみんな丁寧に取るんやんで!
 ワタシはこんな細かいのも、みんな取るねん。」

「・・・(^^ゞ」

なんて会話を繰り返しまして、結局葉っぱは全部ちぎったのですが、
梅干し用に1/3ぐらい、残りは、ジュースとなりました(笑)

いなほ~Happy Food Style~

「紫蘇はどっさり入れたらええもんやと思ってた・・・こんなんでええん?」

「これでも充分やと思うけど、紅しょうがと、ゆかりがたくさんできるね♪」

「おばあちゃん、ジュースにするんやったら、初めから砂糖(てんさい糖)
 入れんとくんねん。 茎ごと、葉っぱも炊いて、濾してから入れたら
 砂糖が節約できる♪
 
 今日は葉っぱだけにしてあるから、濾した後の葉っぱに塩混ぜたら、
 ゆかりできるかも~」


義母に言われたとおり、葉っぱを全部ちぎったおかげで、
そして、糖分を紫蘇を濾したあとで加えることによって、

紫蘇ジュースを濾したあとの副産物として、ゆかりができました(*^^)v
梅酢に漬けたゆかりとは、違いますが、紫蘇の風味もよく美味しいですよ!

こんなふうに、「自家製」の味は、各家庭で伝承され進化してきたのかもしれないね。

赤紫蘇の色を帯びて梅酢はとってもきれいにあがり、
土用の時期に、しょうがに漬けました
いなほ~Happy Food Style~

小梅も3日3晩の土用干しです。
いなほ~Happy Food Style~

今の時代だから、
嫁が姑に進言することができるけど、
少し前の時代までそんなことは許されませんでしたから、

義母は、よく
「自分のお姑さんのやり方はあかんねんって
ウチ(姑さんの実母さま)の親のほうがよっぽどうまいねん」って
今だに、こぼしますから・・・

お姑さんに言えずにいたコトバが、いっぱい溜まっているんだろうな~(笑)


子どものころから慣れ親しんだ家庭の味ってありますものね~
ワタシも水ナスの浅漬けは、実母の味が一番!!ですから(*^_^*)


この夏も、自家製の梅の保存食たちで食卓がにぎわい、
暑い夏を元気にすごしています。

$いなほ~Happy Food Style~