電子が動くと電磁波が発生します。
電線に電流を通すと電磁波が発生します。
右ねじの法則とか、フレミングの法則などで
想像できると思います。
これは、電線を電子が移動することで電磁波が
発生するという事なのです
さて。
『原子核の周りを電子が廻っているとしたら…
同様に電磁波が発生して、それによって電子の
エネルギーが消費されます。
この電子のエネルギーが消失するので回転運動も
力尽き原子核に落ち込む』……はずだったのですが…
いつまで経っても電子は原子核に落ち込まないのですよ。
↑実はこの矛盾を解決出来ないのです
これが過去の物理学的実在論です
ニールス・ボーア(Niels Bohr; 1885-1962)は、
デンマークの理論物理学者です。
コペンハーゲン解釈によってニールス・ボーアは、
『量子世界の物理状態は重ね合わさり、波を形づくっている。
しかし、観測された瞬間に波はしぼみ、1つの状態に落ち着く(波束の収縮)。
どの状態が観測されるかは、波の振幅をもとに確率論的に予想できる。
収縮の原因として、測定する側(環境)が測定される側に乱れを起こすこと。
などが考えられている。』と論じたのです
ハイゼンベルク(1901〜1976)ドイツの理論物理学者です。
ニールス・ボーアの考えを、後に次のように言い表しました。
『日常的な世界の対象とは異なり、原子や素粒子そのものは
【実在物ではない。】それらは物事や事実ではなく、
潜在的ないし可能性の世界を構成するのである。』と。
ボーアとハイゼンベルクにとって…
「可能性」から「現実」への遷移が起こるのは、
観測が行われた時だった。観測者とは関係なく存在するような、
『基礎的な実在』というものはないと言う事ですね
観測者に関係無く『実在する』と主張するアインシュタインは
これに反発して『神はさいころを振らない』と語りましたが…。
論理的では無く、主観的としか思えない発言だと思うのですがσ(^_^;)
この世界は『決定されたモノや事は無い』と思います。
昔からそう言っていた科学者はたくさんいたけれど、
何故か全てにおいて『こうである!』と決められてきました。
こうである!では無くて『こうで無くては困る』のでは?
この世は全て『決定されていない』が正解で、
『自分自身が決めた時に決定される』のが
正解なのだと思うのだけれど
そう考えると人生も『自分自身がどう決定するか』
で、変わっていくと言う事も納得できます。
右か左か。おにぎりかパンかどちらを食べるか。
電話するかしないか。行くか行かないか…などなど、
自分で決定する時ってたくさんありますから
神様だってサイコロを振る時があるのではないかと
私は思っているのですよ