昨日タイムマネジメントの研修について考えていた。
タイムマネジメントというと、いかに時間を無駄なく効率よく使うかという話になる。
まあそれは確かにそうなんだけど、やりたくないことを効率よく沢山できてもあんまり嬉しくない。早く片づけられて清々するってのはあるだろうが。
人生は時間でできている。
とすると、時間の効率を云々する前に、自分の人生にとって何が大切なのかを考えた方が良いんじゃないだろうか。
大切な人とか、大切なものに時間を(人生を)どれくらい投入できるか。その時間が多いほど、幸せなんじゃないかなあ。
昔経営コンサルタントのトム・ピータース氏が言っていた言葉は興味深い。
「その人の手帳を見よ。その人が大切にしているものがそこに表れている。意識していようがいまいが多くの時間を使っていることがその人が現在大切にしていることだ」
これは確かYoutubeで見たものだ。
その頃は会社員時代で会議がビッチリ入っていてあららな状況だったので耳が痛かった。
最近もちょっとそんな状況っぽいので気をつけたい。
昨日の夜、コーチングをした時クライアントが2年で次のステージに行くと宣言した。
そのための準備期間だと今を位置づけて行動を選択・加速させていこうという意図だ。
自分の目的地が見えるとその準備に取りかかれる。旅行と同じですね。 南の島に行くのと冬山じゃあ準備が全く違う。目的地が決まるから必要な準備ができる。
いくら効率よく動いたって、目的地を勘違いしていたら、効果的な行動ではないと。
むしろ効率良いから無駄なことを沢山しちゃうってことで、時間の浪費になってしまう。
そういえばスティーブ・チャンドラーも時間管理よりも目的管理が大切だって言ってたなあ。
フライトの時間にギリギリ間に合うためにオフィスを出ようとする瞬間に!「すいません、ちょっと聞きたいことがあるんですが……」と近づいてきた部下の話をゆったり聞くことはしないだろう。
「もう行かなきゃいけないから、メールしといて。時間ができたらすぐ返信するから」とか言うだろう。
じゃあなぜ普段はそうしないのか。
絶対逃したくない、と思えるような目的を持っていないからだ。
時間をマネジメントするのではなく目的をマネジメントしよう。
なるほどね〜。
さて、自分の人生の目的とは?