これも羊たちの沈黙のハンニバル・レクター博士のシリーズもの。
あらすじは以下のとおり。
かつて「人食い」ハンニバルこと殺人鬼の精神科医ハンニバル・レクター博士を逮捕したFBIアカデミー教官のウィル・グレアムは、目下世間を騒がせている一家惨殺事件の犯人を捜し求めていた。
事件の全体図を把握しかねているグレアムは、なんとしても犯人の人物像を掴むべく、ハンニバルの収監されている療養施設へと赴く。
ハンニバルは、異常殺人鬼でありながら極めて高い知能を有しており、檻の中で料理や専門分野の書物を読み、科学雑誌にめざましい論文を執筆していた。
ハンニバルのもとには、各地から彼を崇拝する様々なサイコ的人物からの手紙が届く。その中には、殺人鬼の熱烈なファンレターも混じっていた。
殺人鬼は、自分の持つ障害への劣等感や厳格な祖母へのトラウマに悩まされていた。
しかしある日出会った、ウィリアム・ブレイクがヨハネ黙示録の情景に基づいて描いた水彩画『大いなる赤き竜と日をまとう女』に魅せられてしまった。
殺人鬼は「赤き竜」レッド・ドラゴンを自分と同一視し、いつかは自分も竜になるのだと信じて凶悪犯罪を重ねていた。
グレアムはハンニバルから殺人鬼のヒントを得て犯人を追い求めるが、同時にハンニバルはひそかにその殺人鬼と「文通」していた。
主役は一応、アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクター博士だが、本作では彼は塀の中。
よって、必然的にレクター博士の出演時間は短いので、なんだか物足りない。
時間軸では、①レッド・ドラゴン⇒②羊たちの沈黙⇒③ハンニバル、となる。
②の羊たちの沈黙は10年以上前に観たっきりなので、ほとんど内容を憶えていない。
前後の作品を観たので、これを機に②を再度、観てみようかと思う。
きっと、10年前とは違った感想を抱くのではなかろうか。
ちなみに私の好みでは
①<③
となる。
よって、70点!