シマノのタコマスターSS MH170
11/1の釣行でメインロッドとしては使えないと結論を出しました。
実釣で使用した感触を踏まえ、その理由について書いていきます。
まずはスペックのおさらい
スペック比較とロッドの曲がり
については前記事を参照願います。
実釣してみるとプレインプレッション同様、持ち重り感の少なさは圧倒的にタコマスターSS MH170優勢でした。
一日使っての疲労感の少なさ、操作性の良さ、ロッドをブレ感無く振りぬける感触
どれも最高でした。
なので🐙が掛かる前の10月の釣行2回の時点では十分メインロッドとして行けるポテンシャルを秘めていると感じていました。
ただ・・・
私が最も重要視している
手感度
について
まず、底質の判別
これについては船タコ165の方が若干わかりやすい。
使い慣れているということもあったかもしれませんが、どうしても衝撃が吸収されている感が拭えません。
バットの硬さはタコマスターSS MH170の方が硬いため、この感触は想定外でしたが、それでも例の詐欺ハイエンドモデルよりはマシな感じで使い込んでいけば慣れるかなというレベルの差でした。
次にタコが抱いた時の感触
あのたゆんたゆん感
が
非常にわかりにくい
これが致命傷になりました。
なぜこうなる?
考えられるのは穂先の素材と構造なのか
タコマスターSS MH170のティップはグラスソリッド
一方、船タコ165のティップはカーボンチューブラー
一般論としてカーボンの方が反発力が強く、手感度に優れていると言われています。
カーボンにも低弾性、中弾性、高弾性とあり、弾性が大きくなるほど手感度が向上する反面、コストが上がっていくようです。
最高の手感度はカーボンソリッドの穂先で、カワハギ竿なんかに採用されているものもありますが、局所的な力が加わると簡単にパキパキ折れてしまうので実用性に欠けるかなと思っています。
※以前それで痛い目に遭いました
船タコ165の価格から考えても高コストな高弾性カーボンを使用しているとは考えにくく、汎用的な低弾性or中弾性カーボンを使用しているのではないかと推測されます。
穂先をグラスソリッドにしたせいで手感度を殺してしまっているのであれば
真にもったいない
そのせいで中途半端なスペックに成り下がってしまったのかと
穂先もカーボンチューブラーにしていれば軽くて、操作性が良くて手感度抜群
最高のロッドになっていたと思います。
タコを掛けた後のロッド操作も全然やりやすかったのに
誠に残念
手感度の良さを謳いながらも
重くなる=タコ
環境用のロッドでしかないなという印象でした。
一方、ハイエンドモデルのタコマスターエクスチューンはカーボンチューブラのようです。
タコマスターSS MH170と同等のスペックがラインナップされたら試してみる価値は大いにありそうな気がします。
今回の検証で、真に手感度を追求するのであればグラスソリッドとメタルトップは却下とわかってとても良い勉強になりました。
今後は言葉巧みなメーカーの謳い文句に騙されないよう気を付けます(笑)
あと、今回使用したオモリが25号ということもあって小突き動作をこれまでより小さくしないとエギが動きすぎると状況になりました。
これについては50号~80号程度のオモリを背負わせるとちょうど良さそうな感じがしました。
大洗や鹿島の🐙釣りであればそのポテンシャルを十分に生かせるのではないかと思います。
この後、カーボンチューブラーの船タコロッドを探していたところ、良さげなロッドを見つけました。
早速購入し、11/18,19の釣行で実際に試してみたところ
ムフフ❤な感じでした。
それはまた次の機会に書きます。