某月某日。


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足早に二人が向かうその先は・・


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何処

? ?


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マリー・ローランサン美術館。

実はヒロ君の弟さんが館長をされているんです。


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こちらのお方。

お二人よく似ていらっしゃる。笑

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女性画家 マリー・ローランサン


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マリー・ローランサンといえば、
淡く美しい繊細な色彩で描かれた女性像のイメージが一般的ですが、僕は珍しく男性を描いたこの作品が気に入りました。

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前衛芸術運動が次々と登場した20世紀初頭のパリ。
女性が職業画家になるのに難しいその時代に(芸術家以外も)ローランサンは、画家ピカソや詩人アポリネールなど個性溢れる芸術家達との出会いを通じ自らのスタイルを確立していったそうです。
その後、経済的にも自立した一流画家になるわけですが、激動の時代を駆け抜けたその人生は波乱に満ちていたようですね。

50年以上に及ぶ創作活動のなか、自分の感性を信じ高潔な美しさを追求し続けたその生涯は、あのココ・シャネルとも通ずるものを感じました(実際に交流もあったそうですよ)

二つの大戦を経験しながらも戦争の影を全く感じさせない優美で華やかな作風。

芸術家というと、環境や自身の精神状態がすぐさま作風に反映するものだと思っていましたが、あくまでもファンタジーを貫き通した世界観に彼女の芯の強さを感じます。

時代さえも彼女の自由を奪うことは出来なかった。

愛と美を貫いた美しい人生。

うっとりするようなローランサンの軌跡を巡り、暫し時間を忘れ絵画鑑賞をした贅沢な夜。


今、頭の中に鳴り響く音楽は・・

JOE DASSINのL'ETE INDIEN




皆様、素敵な夜を。