強い台風11号は10日未明から明け方にかけ、
四国地方に上陸する見込みです。
西日本では猛烈な風が吹き、
猛烈なしけとなっていて、
西日本の太平洋側と東海地方を中心に猛烈な雨を伴い、
大雨となる見込みです。
暴風や高波、土砂災害、低地の浸水、
河川の増水やはん濫、
高潮に厳重な警戒が必要です。
このような状況の中、
気象庁は9日、
数十年に1度の大雨となる恐れがあるとして、
三重県全域に「大雨特別警報」を発表しました。
東海地方で「特別警報」が発表されたのは初めてです。
今夜から明日にかけてが最も危険と思われますので、
皆様も十分にお気を付け下さい。
さてこの「特別警報」とは
気象庁が平成25年8月30日(金)に運用を開始しましたもので、
「特別警報」が発表されたら、
ただちに命を守る行動をとる必要があります。
気象庁はこれまで、
大雨、地震、津波、高潮などにより
重大な災害の起こるおそれがある時に、
警報を発表して警戒を呼びかけていました。
これに加え、
この警報の発表基準をはるかに超える豪雨や
大津波等が予想され、
重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、
「特別警報」を発表し、
最大限の警戒を呼び掛けます。
「特別警報」が対象とする現象は、
18,000人以上の死者・行方不明者を出した
「東日本大震災」における大津波や、
我が国の観測史上最高の潮位を記録し、
5,000人以上の死者・行方不明者を出した
「伊勢湾台風」の高潮、
紀伊半島に甚大な被害をもたらし、
100人近い死者・行方不明者を出した
「平成23年台風第12号」の豪雨等が該当します。
「特別警報」が出た場合、
お住まいの地域は数十年に一度しかないような
非常に危険な状況にあります。
周囲の状況や市町村から発表される
避難指示・避難勧告などの情報に留意し、
ただちに命を守るための行動をとってください。