みなさまご機嫌いかがですか?

 

前回のブログから二週間以上たってしまいました(反省)。

 

この時期としては記録的な猛暑が続いております。

熱中症には気をつけたいですね。

 

さて、先日あるキャンプ場にて採集の挨拶をした折、管理人さんからキャンプ場に多い「アブ」の相談をされました。

 

アブで危ない(洒落ではないです)ものは、アブ科 Tabanidae の一群があります。

この日出会ったアブ科(キスジアブ Tabauns fulvimedioides ♀)

1.Ⅶ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

日本には100種ちかくのアブ科が記録されています。

ヒトをはじめ多くの温血動物の血を吸うため、キャンプ場や放牧場では問題視されています。

 

筆者も、過去に何度もアブに刺されていますが、チクッとした鋭い痛みと、その後かゆみを伴う鈍痛が続きます。

 

蚊やブユと異なり大型のため刺されたときの痛みが強く、私もできるだけ刺されないようにしています。

(観察したり採集したりはしていますが)

 

「トラップで捕っているところもありますよ」とか、

「しましま柄を嫌うという研究結果もあります」

 

など、わかる範囲でお答えしましたが、

 

「シカやイノシシが多い場所ではアブも多いので、対策しようがないみたいです」

 

という、一般的な話に落ち着きました。

 

その後、ふと思ったのですが、

『管理人さんの言う「アブ」はアブ科昆虫だけのことだけなのか?』

『アブ科に似て無害な「ハナアブ」も含まれているのではないか?』

ということ。

 

筆者の指にとまるサッポロヒゲナガハナアブ Chrysotoxum sapporense ♀.

人肌にとまってもまったく刺しません。無害無害。

 

キャンプ場には花も多く、そこに集まるハナアブも多くいます。

また、ハナアブはミネラルを摂取するため人肌に飛来する場合があります。

 

アブとは異なり、まったく無害なハナアブたちが「アブ」という濡れ衣を着せられ、

嫌われ、殺されているとしたら・・・こんなひどい話はありません!

 

「アブというのは、アブ科の刺す昆虫のことですか?

花によくいる無害なハナアブのことではないですよね?」

 

もし、キャンプに来て「虫が多いな」と感じたら、よく観察してみることをお勧めします。

 

世の中、危ない虫だけじゃないってこと、

もっともっと多くの人に気づいてもらいたいです。

この日出会ったフタホシヒゲナガハナアブ Chrysotoxum biguttatum ♂.

1.Ⅶ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

長野県でも高地でしかお目にかかれません。

カワイイ(カッコイイ)上に貴重なハナアブ。