梅雨の中休みが続いております。
伊那谷@信州です。
日中、暑いですね!
みなさん、熱中症にはお気を付けください。
さて、平地でのハナアブ探しも、いまは少し小休止。
フィールドを歩いても、あまりハナアブが見つからなくなってきました。
ハナアブたちは、花を求めて高い山へ登ったか、幼虫態となって発生の時期を伺っているのでしょう。
秋には再び、平地に戻ってくることを祈りつつ、上半期の整理をすることにします。
さて、世の中はもうすぐ夏休みのシーズン。
海や山へ、レジャーで出かける人も多いかと思います。
私としては、夏の定番の一つに「昆虫採集」は外せません。
といっても、最近はマナーの悪い一部の人の行為で、「昆虫採集禁止」なんて公園もちらほら。
禁止するのは簡単な対策なのでしょうが、失うものも多いのでは、と、ひとり悶々と思います。
樹液が豊富なクヌギの老木
森から子供たちの歓声が聞こえなくなるのは、とても寂しいもの。
人間と自然の付き合いが希薄になっていくという事態は、
自然の中に楽しみを見出すことができる人が減っていくようなもので、
人と自然の調和のとれた世界からは逆行しているように思うのです。
もっと本物の自然に触れて、楽しんで、ときに真摯にそれを受け入れる。
「本物」の自然と触れ合った経験がなければ、自然を守りたいと思う気持ちも、
おそれ敬う気持ちも、芽生えないのではないでしょうか?
こどもたちの歓声あふれる森へ、今年も帰りたいと思います。
樹液に集まるハエ①ーホシアシナガヤセバエ(左はアオカナブン)
樹液の来訪者はカブト&クワガタだけじゃない!
観察眼の感度を上げて樹液を見れば、そこは摩訶不思議ワンダーランド☆
樹液に集まるハエ②ーハチモドキハナアブ
ドロバチ類に擬態したハナアブ。
ハチにしか見えない人も多いのでは!?
このハナアブが樹液に来るのも、ちゃんと理由があるんですよ~8