みなさまいかがお過ごしですか?

 

伊那谷@信州は(今日も?)雨が降っております。

 

最近は日差しがキツく、私生活でも慌ただしい日が続いていました。

この雨で、お肌しっとり、気持ちにも潤いがもらえて、癒しの雨になっております♪

 

強い太陽光線のせいでしょうか、季節も急に進んでいる様子。

山の新緑も、慌ただしく標高を上げて行っています。

 

あっちも、こっちも、見に行かないと!と、思っている間に時が過ぎてしまいますね。

焦ります。

 

さてさて、GW前半。

ヒマを持て余す子供たちを連れて、近所の公園へ出かけました。

 

クヌギやカエデも葉を広げ、花はあとちょっとといったところ。

 

樹液が出るクヌギの根元を探していると、おおっとっと!

ハナブトハナアブの一種 Brachyopa sp. 

28.Ⅳ.2024. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

葉っぱの上に、昨年1匹だけしか採れなかったたハナブトハナアブspが、止まっているではないですか!!

この春、ものすご~く会いたかったハナアブの一つだったので、「うお~‼テンションマックス~8~8~8」

怪訝そうな顔の子供たちをよそに、気分ルンルンで写真を撮ります。

 

ところで、「え?どこが「ハナアブ」?」「ハエじゃないの?」と思った冷静な方々。

あなたは、ハエに好意を抱いている方か、このブログの熱心なファンの方でしょう!!

(いつもご愛読ありがとうございます)

 

そうですよね。ハエみたいですよね~8

でもでも、よくよく見ると「ハエ」ではないんです。

 

くわしい話は(止まらなくなるので)省きますが、狭い意味でのハエ(有額嚢類)とは顔の構造が違います。

それに、ハエの体によく生えている「剛毛」がほとんどない点も、ハエをよくよく見ている玄人の方ならお気づきでしょう。

 

ハチに似た(ハチ擬態の)ハナアブはよく知られていますが、

世の中には、こんな「ハエに似たハナアブ」な~んていうのも、いるんですね~8

 

なぜ、ハエに似ているのでしょう?

 

おそらく、彼らの生息環境に秘密があるのだと思いますが、

じつに不思議で、好奇心を掻き立てられます。

 

ちなみにこのハナブトハナアブsp、ハエのような外見のせいか、

あまり研究が進んでいません(ハエだと思って相手にされていない?)。

 

まだ学名が未確定な種も多く、じつに研究し甲斐のあるハナアブたちなのです。

(大変な仕事になるかと思いますが)

 

ま、ハナアブもハエ(双翅目)なので、「ハエに似たハエ」な~んていうことにも、なるかもしれませんね。

ふふっ。(なんのこっちゃ!?(笑))

 

この日は、貴重な産卵シーンも見られ、大大満足の観察タイムとなりました。

あぁ、また、会いたいな~8