みなさまいかがお過ごしですか?
昨日、伊那谷@信州はひどい雨風でしたが、みなさまの所はどうでしたか?
ようやく咲き始めた花々には、辛い天気だったかもしれません。
その一方、芽吹きのための「恵みの雨」にもなったことでしょう。
山を歩いていると、咲き始めた花々に目を引かれることが多くなってきました。
足元を見ながら歩いていると、小さな草花にハエやハナアブの姿も、ちらほら。
地面に止まったビロウドツリアブ Bombylius major.
8.Ⅳ.2024. Ina-valley. Nagano. Japan.
つい、足を止め、しげしげと見入ってしまいます。
でも今年は、「もっと上を見よう!」がテーマのひとつ。
低木や高木に咲く花を中心に、そこに来るハエやハナアブを見たいと思っています。
ヤマネコヤナギ Salix caprea の花
8.Ⅳ.2024. Ina-valley. Nagano. Japan.
今年の春先は、ネコヤナギの花で思うようにハナアブが見られませんでした。
しかし、樹高の高いヤマネコヤナギは、ちょうど今が花の盛り。
川沿いの道から梢を見上げると、咲き始めた花々には無数の虫が飛来していました。
いつも使っている捕虫網では全く届かないため、この日は5.4mのロング捕虫網を使用。
飛来する虫はハチの仲間が多いので、その中からハナアブを識別して採集します。
久しぶりにロングを使ったので、感覚を思い出すまで少しかかりましたが、何度か振ると捕れるようになってきました。
この日は、会いたかったメランジーナ(ムツモンホソヒラタアブ属 Melangyna)をはじめ、ヒラタアブ属 Syrphus やフタホシヒラタアブ属 Eupeodes 、宿題となっていたオビヒラタアブ属 Epistrophe の一種も採集でき、 上々。
ナミホシヒラタアブ Eupeodes bucculatus.
8.Ⅳ.2024. Ina-valley. Nagano. Japan.
花粉症で鼻水が垂れそうでしたが、上を向いている時は、それを忘れるほど熱中してしまいました。
(垂らしてないですよ!)
―上を向いて歩こう 涙がこぼれないように―
あ、クマタカ。
幸せは空の上、ですね。