いかがお過ごしでしょうか?

 

伊那谷@信州は、高い山々から紅葉が降りてきました。

 

黄色や橙に色づく山々と澄んだ空気。

 

まもなく冬がやってくるのだな~と、しみじみ思います。

 

里地は秋本番。

 

あちらこちらで秋の花々が咲き乱れ、虫たちのエネルギー源となっています。

 

シオン属の花に飛来したナミスキバツリアブ Villa limbata

13.Ⅹ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

道端に咲き乱れるシオンの仲間 Aster sp.(←識別は目下勉強中。けっこうムズカシイ・・・) 

 

さまざまなハナアブが集まっている中、ひときわ目立つ大きな体をしていたのは、ナミスキバツリアブの雌。

 

てるてる坊主みたいな、かわいいルックスに似合わず、その幼虫はアブやヤガなどの幼虫の捕食寄生者です。

 

たっぷり栄養をとって、どんどん卵を産むんだよ~8(ひぇぇぇ~!!(アブやヤガの悲鳴))

 

フトボナギナタコウジュ(?)を訪れたオビホソヒラタアブ Meliscaeva cinctella.

10.Ⅹ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

この、背の高いシソの仲間には、ハナアブたちがたくさん群がっていました。

 

縦に連なる独特な形をした花穂ですが、花や苞に細かい毛を生やすことで、ハナアブにも利用しやすくなっています。

 

受粉のために虫を誘致する、植物の努力が窺えます。

 

秋の花コンテスト、まだまだ続きます~8

 

 

<おまけ>

最近、化石に興味を持ち始めた子供たち。

 

ある場所で化石を掘る機会があり、黙々と貝の化石を掘り出していました。

約1600万年前の砂岩から出てきた二枚貝の化石。

 

ヒトが地球に現れるよりも遥か昔、この場所に生きていた生き物たち。

 

山の中で掘り出された砂岩に鼻をつけると、ほんのり海の香り。

 

化石となった貝殻に触れ、脈々と続く生命の歴史に、気付いてもらえたかな。