NHKの朝ドラ「らんまん」が先週、最終回を迎えました。

 

毎日、欠かさず見ていたので、いまのその失望感と言ったら・・・

 

改めて、良いドラマだったなと思いました。

 

植物を愛した主人公「槙野万太郎」も言っていましたが、「草花はその時々で変わっていくもの、同じ姿でいることはない」というのは、自然を観察している者からしたら、大きくうなずけるところでした。

 

現在、私の家の庭にある池の周りでは、ミゾソバの花が満開を迎えています。

 

ミゾソバはピンクと白の可憐な花を咲かせるのですが、何を隠そう、ハエやハナアブの素晴らしいレストランなのです。

 

最近、私は毎朝、子供を送った後にミゾソバの花を見回るのが日課となっています。

 

先日、冷たい秋の風が吹いた朝のこと、ミゾソバの花を見回りに行くと↓

オビヒラタアブの一種 Epistrophe sp.

2.Ⅹ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

いつもはシマハナアブ類が多くいたのに、この日はハナアブの種ががらりと変わっていたのです!

 

写真の種は、少し前まで山際で観察していたもの。

 

「秋になって低いところまで移動してきたのかな」

 

そう思っていると↓

フタスジヒラタアブ Dasysyrphus bilinaetus.

2.Ⅹ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

これまで高い山に行かないと見られないと思っていたフタスジヒラタアブが、家の庭にいるではありませんか!!

(ギザギザラインがカッコ与助~8)

 

ハナアブたちも、季節の移ろいに対して敏感に反応しているのでしょう。

 

これから秋が深まるにつれて、庭でみられるハナアブたちがどうなっていくのか、実に興味深いです。

(いわゆる「渡り」をするハナアブもいるでしょうから)

 

また、自然界の些細な変化も見逃さないために、毎日の観察が欠かせないものだな~と、改めて思いました。

 

あぁ、「らんまんロス」だわ・・・・8