暑い日が続きますね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
伊那谷@信州は、朝晩は涼しいものの日中の暑さには辟易しております。
38℃、40℃…、世界を見やれば、限界を知らない暑さに、恐ろしさを覚えるのは私だけでしょうか。
熱中症による死者の増加、山火事や旱魃、水不足…
環境の悪化による農作物の不作は、貧困や紛争につながり、人間社会をさらに混乱させてゆくでしょう。
絵に描いたような破滅へのシナリオが、現実のものになりつつある、そう思っている人はどれくらいいるでしょう?
自分は日々の糧が得られればそれでよし、小難しいことは頭の良い人が考えればよいと、そう思っている方が大半なのでしょう。
私も、忙しい日々を送っていた時は、地球環境の問題はどこか別の世界の出来事のように、頭の片隅に置いているだけでした。
でも、もう待ったなしだと思います。
どうせ、もう数十年かしたら、私も骨になるんですから。
いつまでも自分にしがみついてないで、もっと世界を、深く遠い未来を、見とおす目を鍛え養っていかないと。
勉強はやめません。研究も同じです。
むしろ、そこから得られた視座を、少しでも社会に還元できたら、やり甲斐があるというもの。
一人でも多くの人をアッと言わせたり、小さな命に対して優しい気持ちが持てる人が、もっと増えたるするような、そういうコンテンツを提供できればと思っています。
講釈ばかりでは物事は進みません。行動あるのみです。
美しい地球、素晴らしい自然が、これ以上損なわれないよう、闘っていかなくては。
シロスジベッコウハナアブ Volucella pollucens tabanoides.
24.Ⅶ.2023. Ina-valley. Nagano. Japan.
高原で多く見かけました。
このハナアブの幼虫は、スズメバチ類の巣の中でしか成長できません。
多く見かけるということは、ハチも豊富にいるということ。
ハチは集団を大きくするためにたくさんの獲物が必要になります。
ハチが豊富にいるということは、それ以外の昆虫も多くいる環境があるということなのです。
1種のハナアブを見知るだけで、自然界の深層を思い知ることができるのです。