今年、ハマっていることの一つに、ハナアブの幼虫飼育があります。

 

ハナアブというと、いろいろな種類がいるのですが、今年は特にヒラタアブの仲間を飼っています。

 

以前、当ブログで取り上げたハナアブの仲間は水棲でしたが、ヒラタアブの仲間は完全なる陸棲。

 

しかも、農作物の害虫として悪名高いアブラムシを食べてくれる、いわば益虫なのです。

アブラムシを探索するフタホシヒラタアブの幼虫(茎に巻き付いている)。

 

アブラムシに嚙みついた!!

 

捕まえたアブラムシは空中に持ち上げてモグモグモグ…

 

多い時は10頭以上を一つの容器に入れて飼育していますが、アブラムシがびっしりついた茎を入れても、半日でアブラムシを食べつくしてしまいます。かなりの食欲です(@@)

 

幼虫たちは普段あまり表には出てきませんが、葉の裏や影に隠れながら、こうしてせっせとアブラムシを捕食しているのです。

 

人間が、気付いていないだけなんですね。

 

虫と見ると、不快なもの、害をなすものとして、すぐに拒否反応を示す人がいます。

 

でも、こうして飼育し、観察してみることで初めて、その大切さやすばらしさがわかるのではないでしょうか。

 

もし、葉っぱの上でウジ虫が這っていたなら、それはヒラタアブの幼虫かもしれません。

 

決して汚いものではないので、そっと見守ってあげましょう。

 

高々とアブラムシを掲げて、舌鼓を打っているフタホシヒラタアブの幼虫

 

小さな生き物を愛する人には、きっと、自慢げにアブラムシを食べるところを見せてくれるはずです。