1週間経って、少し落ち着いたと言うか考える時間ができたので、この件に触れておこうと思います。2/26(月)に発表された株式譲渡について。

 

発表されたと言う表現が私個人としては合致した言い方です。一言で言えば、「オーナーが変わった」、つまりチームを運営するアイナックフットボールクラブ株式会社が変わったのではなく、株式保有社が変わったと言うことです。

 

記者会見を行いましたが、受け止め方や表現方法は各紙によって変わります。以下は翌朝の新聞紙面のクリップです。

 

取材に来て頂いたのは、神戸新聞・産経新聞・讀賣新聞・スポーツ報知・サンケイスポーツ・デイリースポーツ・日刊スポーツ・スポーツニッポン(順不同)です。

テレビはABCテレビとサンテレビ。

いずれもヴィッセル神戸時代からお世話になっているメディアの方々が、「INAC神戸」の今後についてを知るために来られました。そのうちの半分は「やっさん、どうなるん?」「辞めてしまうの?」「クビ!?」と言う確認も含めて(笑)。

 

今回の譲渡について、知らされたのは発表の約10日前。長年、女子サッカーの発展に携わってこられた文会長(正しくは文会長が代表を務めるアスコグループ)が100%株式を保有しているので、この件についてはとやかく言う立場にはありません。私が心配したのは、相手の大栄環境がどのような気持ちでINAC神戸を迎え入れて下さるのかと言うことでした。実は大栄環境さんとは地元・六甲アイランドのイベントでこれまでに何度もご一緒させて頂いており、季節ごとの地域のお祭り、年に数回の地域振興会などでたびたび顔を合わせておりました。スポンサーに入って欲しいと営業に出向いたこともあります。

 

それを明確にすることを意図した会見では、クラブ創設者である文会長の退任会見の様相を呈する形となりましたが、大栄環境・金子社長も「安本社長がめざす形への支援」を宣言していただきました。この支援の意味は、INAC神戸がこれまで以上によくなるということです。クラブに携わる皆さん(選手/チーム関係者と家族、スポンサー企業、ファン・サポーターの方々・地元の飲食店や地域企業など支援者の皆さま・行政関係の皆さま・スクール生/アカデミー生とその家族など)と手を取り合って、サッカースタジアム作ればそれで終わりではなく、神戸市東灘区に老若男女が集う場所の一つになればと願うばかりです。

 

その現実味を予感させるのが、3/1(金)にオープンした「ROKKO i PARK」。この施設を手掛けたのが大栄環境です。このイベントはまだ計画の一途にすぎず、この先の六甲アイランド活性化の壮大な計画をされており、その趣旨には私どもの担当者を含め全スタッフが大いに賛同していたことです。譲渡先であることもつゆも知らず。

それもあって、2/24(土)の「皇后杯優勝を祝う会・WEリーグ制覇に向けた決起会」を神戸ファッションプラザで行なったのでした。私は六甲アイランドの「AOIA跡地」にスタジアム建設を願っており、それもこのたびの譲渡によって、実現に大きく動くのではないかと考えています。

 

▼神戸経済ニュースより

 

ですので、今回の件はポジティブにとらえ、女子サッカークラブの一つであるINAC神戸がこれまでとは違うスタイルを身に付けながら、前進していくきっかけになればと考えています。これからも熱い応援、ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

▼以下、今回の正しい情報はクラブからのリリースをご覧下さい。

 

 

最後に

昨日、少し調べてみるとWEB記事だけの広告価値換算は約4,800万円になっていました。共同通信をはじめポータルサイトや地方紙でもニュース配信されていたようです。