原発を所有する国の意外な顔ぶれ

 原発は最先端の科学技術を利用したものであるから、先進国にあると思っている人が多いと思う。しかし、調べて見るとどうもそうとは言い切れない。

 現在、31カ国が原発を所有している。原発による発電量が最も多い国は米国であり、その発電量は石油換算(TOE)で年に2億1800万トンにもなる(2008年)。

 それにフランスの1億1500万トン、日本の6730万トン、ロシアの4280万トン、韓国の3930万トン、ドイツの3870万トン、カナダの2450万トンが続く。日本は世界第3位だが、韓国も第5位につけており、ドイツを上回っている。

その他を見ると、意外にも旧共産圏に多い。チェルノブイリを抱えるウクライナは今でも原発保有国だ。石油換算で2340万トンもの発電を行っている。その他でも、チェコが694万トン、スロバキアが440万トン、ブルガリアが413万トン、ハンガリーが388万トン、ルーマニアが293万トン、リトアニアが262万トン、スロベニアが164万トン、アルメニアが64万トンとなっている。

 旧共産圏以外では、中国が1780万トン、台湾が1060万トン、インドが383万トン、ブラジルが364万トン、南アフリカが339万トン、メキシコが256万トン、アルゼンチンが191万トン、パキスタンが42万トンである。

 その他では、環境問題に関心が深いとされるスウェーデンが意外にも1670万トンと原発大国になっている。また、スペインが1540万トン、イギリスが1370万トン、ベルギーが1190万トン、スイスが725万トン、フィンランドが598万トン、オランダが109万トンとなっている。

 原発を保有している国はここに示したものが全てであり、先進国でもオーストリア、オーストラリア、デンマーク、アイルランド、イタリア、ノルウェー、ニュージーランド、ポルトガルは原発を所有していない。

 ここまで見てくると、一概に原発は先進国の持ち物と言うことができないことが分かろう。


「東京人はチェルノブイリの数千倍のセシウムを吸い込んでいる」
京都大学原子力実験所助教授小出裕章氏
http://bit.ly/l83uxo



放射能汚染が免れない今、少しの努力で被曝量を減らすことができるそうです。

チェルノブイリの経験からロシアのほうではいろいろな知恵が提案されています。

以下は ベラルーシの部屋ブログ から転記したものです。

■食育編
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/66d8a830f9f715a8534cd17c746c9350
 健康的なよい食生活によって放射能性物質が人間の体内へ与える影響を弱めることができます。

① 放射能に汚染されていないことを前提として、より多く食べたほうがいい食品は「リンゴ」「グースベリー(西洋スグリ)」「スモモ」「黒スグリ」「イチゴ」「さくらんぼ」「セイヨウミザクラの実」です。

② 子どもが「種実類(ひまわりの種、カボチャの種など)」をかじっていても、それを止めてはいけません。
 畑になっている「豆類」を取って食べていてもよしとしましょう。

③ 「レモン」「オレンジ」「モモ」「クルミ」をより多く子どもに食べさせましょう。

④ 果肉入りの「野菜ジュース」や「果物ジュース」を飲ませましょう。
 その中でも赤い色をしたものがいいです。「トマトジュース」「グレープジュース」「ざくろジュース」など。

⑤ 子どもには毎日必ず「ココア」を飲ませましょう。

⑥ 体の中のヨウ素、カリウム、鉄分を増やすために「豆のスープ」や「そば粥」「米のお粥」「燕麦(オートミール)のお粥」を食べましょう。
 いろんな種類の野菜を使ったサラダに「ひまわり油」を使ったドレッシングをかけましょう。

⑦ おかずやスープ、サラダなどに「パセリ」「ディル」「青ねぎ」を刻んでたくさんふりかけましょう。 「ホウレンソウ」や「海藻類」をできるだけたくさん食べるように努力しましょう。

⑧ お菓子は体によいものを子どもに与えましょう。特にいいものは「ゼフィール」「マルメラード」「パスチラ」です。なぜなら多くのペクチンをふくんでいるからです。
 おやつに「干しアンズ」「干しブドウ(レーズン)」「プルーン」を与えましょう。なぜなら子どもに必要なミネラル分が多いからです。

 最後にとても大切なのは、子どもは定期的に体内から放射能を除去する必要がある、ということです。
 そのためには1年に2-4回、「ビタペクト」のような高ペクチン剤を摂取することです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 (訳者から)
 上記のお菓子「ゼフィール」「マルメラード」「パスチラ」についてですが、私が知っている限りでは、日本では売っていません。

 順に解説すると「ゼフィール」は果物のピューレに砂糖、卵白、ゼラチンなどを混ぜて固めたお菓子です。

「マルメラード」はマーマレードのロシア語表記なのですが、日本人が想像するマーマレード(オレンジから作ったジャム)とは違います。固形マーマレードというもので、ジャム状ではありません。オレンジに限らずいろいろな果物(ナシやスイカまであります。)から作って固めたマーマレードで、手でつまんで食べられます。

「パスチラ」はリンゴのピューレやベリー類の果肉に砂糖(または蜂蜜)、卵白をいれて固めたお菓子です。
 さて、こうして見てみると、どうしてベルラド研究所がこの3種類のお菓子を勧めているのか分かります。一つは卵白がたくさん使われていること、それからマーマレードはペクチンが豊富に含まれていることです。

 つまり、こういう名前のお菓子が日本になくても、卵白をたくさん使った食品や、メレンゲを使ったお菓子、マーマレードを食べると同じような効果が得られる、ということです。

■調理方法編
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/db6978ec66e45decd4c0dc87dfd335de

現在、子どもが放射能被爆する原因の90%は食品からです。
しかし簡単な方法で食品に含まれる放射能を減らすことができます。

牛乳
 乳脂肪分が高い乳製品(生クリーム、バター、チーズなど)は含まれている放射能が少ないです。ただし、乳清(ホエー)は危険です。


 中ぐらいの大きさに切り分けます。塩水に酢を加えたものに10-12時間つけておきます。肉をゆでる場合は最初のゆでた水は8-10分沸騰させた後、捨ててください。

野菜
 蒸したり煮る場合、皮を必ずむいておきます。それだけでセシウム137が20-50%減ります。

きのこ
 ゴメリ州スベトラゴルスク区にあるチルコビチ村のベニタケ科きのこは1キロあたり280ベクレルの放射能が検出されています。
 これを水をかえながら20時間3%食塩水につけておいたところ、1キロあたり28ベクレルにまで減らすことができました。

thanks for 夢ねこ★るーん
http://mixi.jp/view_voice.pl?post_time=20110509035359&owner_id=4322241


以上、ビンカさんの日記より転載させていただきましたm(_ _)m
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110507-OYT1T00628.htm?from=top

東京電力は7日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内から8日午後にも、放射性物質が外部へ放出される可能性があると発表した。
 原子炉建屋内で人が本格的な作業を始めるのに先立ち、建屋の二重扉を開放するため。東電は放射線量の監視を強化する。
 東電によると、タービン建屋との間にあるこの二重扉を利用して敷設した配管で、原子炉建屋内の空気をタービン建屋側に設置した浄化装置に引き込み、浮遊する放射性物質を除去している。二重扉はタービン建屋側に作った小部屋で覆っているため、両方の建屋は事実上は仕切られていた。
 5日に始めた浄化で原子炉建屋内の放射性物質濃度は下がり、作業を本格化させるめどがついた。今後はこの二重扉から作業員が出入りできるよう、東電は8日午後にも小部屋を取り払い、扉を開放する。
 扉を開放すると、放射性物質を含む原子炉建屋内の空気が、タービン建屋側から流入する空気で押し出され、水素爆発で崩れた天井部分から屋外へ放出される。東電は、周辺の放射線量の数値を変えるほどの量ではないと試算している。


以上 読売オンラインニュースより。



本日行われようとしているのは、ベントとは違って熱交換器の設置のため、2重扉をあけるのです。
そして小出先生(京大)の話だと70%以上の放射性物質は気化していると思われ物質の状態と違って吸着させたりができない。しかも気化している方が飛散しやすい。はやければ明日また高濃度の放射能が放出される


とのこと。


過去の報道や、東電の発表をみても、“人体に影響はない数値”というのは、“自分たちが責任をとらなくてもよい数値”だという認識というのが、わかりますよね。


風向きは、東北・北海道・関東・太平洋のほうらしいのですが、放射能拡散予測で風向きをチェックして、今日の外出はできるだけ控えた方が、後々後悔しない方法かと思います。

特に、子ども妊婦さん女性は気をつけてくださいビックリマークビックリマーク
てんつくマンのメルマガ以下転載。


さっそくオール電化のことでこんなメールが来たので参考にしてな。

オール電化の人は読んでちょうだい!

※※※※※※※※※

私も4年前は何も知らずにエコで安心、これからの時代はオール電化!と言うことで家を建てました。

だけど、電子レンジとIHに挟まれて台所に立っている状態でしたので、それが原因かわかりませんがそれまで健康に2人出産してきたのに、3年で2度も流産と子宮外妊娠を経験しました。

食生活や体力は以前よりずっと良いはずなのに。

なので電磁波の話しがメルマガに書かれるようになってからガスに変える事を考え、IHはガスより壊れやすいので壊れたついでに友達がガスに替えたところレンタル基本料金1600円+ガス使用量で工賃もタダでした!

流行りのガラストップです。

ガスやさんも懸命なんですね。

私は買い取りで8万円ほどかかりますがガスに替えようと思っています。
※※※※※※※※※

というわけです。

このメルマガを読んでるガス関係の方、IHからガスに変える方法を教えて下さい!

みんなにシェアします。

もう、命をかけたり、被ばくを恐れる原発から脱出出来るように、みんなで考えよう。

みんなで行動に移そう。

出来ることをやっていこう。

うひゃうひゃ言うてる人は現場にいない人。

人を動かしている人。

みんながハッピーという発想からは原発ははずれ!

自然エネルギー広める為にてんつく発射!

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め組Japan・受付再開!
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東日本大震災チャリティー
5/7 杉浦貴之 トーク&ライブ in 愛知
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大丈夫だよ
~君の命は輝いている~

★主催者の想い
http://www.youtube.com/watch?v=LgPfD9kdAF8&feature=youtube_gdata_player

【日時】
5月7日(土)
開場13:00
開演13:30
終了予定15:30

【場所】
知立市文化会館 パティオ池鯉鮒(ちりゅう)
花しょうぶホール
愛知県知立市上重原町間瀬口116番地

【参加費】
前売り
大人¥2,000
中高生¥1,000
小学生¥500

当日プラス¥500

※収益の一部をめ組JAPANへ寄付させて頂きます。

★問い合わせ・チケットお申し込み
チームメッセンジャー三河
080-5290-0411 (平尾)
kyoto_de_wasabi@yahoo.co.jp


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5/22(日)焼津に集合!
田中優さん、大田篤さんなど豪華ゲストとコラボ!
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東日本大震災復興チャリテイーイベント~
「食と農の大講演会」

この震災が私たちに気付かせてくれたことは何でしょう?
これまでの価値観・生き方の転換期に来ているのではないでしょうか?

次世代の子ども達に今私たちが出来ること
「動けば変わる!」そんな大人の背中を見せること。

皆でワクワク、繋がりましょう!

★会場
焼津市大井川文化会館ミュージコ
静岡県焼津市宗高888
JR藤枝駅より、飯淵行きバスで20分

★前売りチケット
大人:2000円
高校生以下:1500円
※当日500円アップ

イベントの収益金は「め組Japan」に寄付させて頂きます。

★5/22(日)スケジュール

10:00~11:00
てんつくマン 講演 「石巻市からのレポート」

11:00~12:00
田中 優さん 講演 「福島第一原発の今と自然エネルギー」

13:00~13:45
三浦 伸章さん 講演 「自然農法野菜・命とは」

14:00~15:45
安部 司先生 講演 「安心な食品の見分け方」

16:00~17:00
大田 篤さん 講演 「私たちは何のために生れてきたのでしょうか」

★主催
未来をてらす「夢人」の会

★お問合わせ
ボノロン外国語学校 080-6913-8666


バックナンバー
http://bn.merumo.ne.jp/list/00518931


永田町新聞


2011年04月28日(木)
葬られた微量放射線の影響調査報告



福島県内のこどもたちへの放射能健康被害が心配されている。

大気中の放射線予測値が年間20ミリシーベルトまでなら、校舎や校庭の利用を認めるという暫定方針を政府が発表したからだ。これまでの1ミリシーベルトから一気に20倍にはねあがる。

その根拠は、科学というより、世界の権威、ICRP(国際放射線防護委員会)への「信仰」というほかない。

文科省はこう説明する。「一般人の線量限度は本来年1ミリシーベルトだが、ICRPは原発事故などの緊急時には年20~100ミリシーベルト、事故収束後は1~20ミリシーベルトを認めている」。

官僚にとっての判断基準は「論拠」という名の、いわば「言い訳のタネ」だが、権威の勧告に従っていればそれを満たすということだろう。

筆者は4月7日のメルマガで「許容放射線量の虚構」と題して、ICRPの勧告なるものに根本的な疑問を呈した。

ICRPが許容放射線量の根拠にしているのは、広島、長崎の被爆者の健康被害データと、原爆投下時の放射線量の暫定的な推定値である。いま、福島が直面しているような「微量放射線」の影響を調査した結果にもとづくものではない。

筆者の知る限り、微量放射線が人体に与える影響についての調査結果を人類にもたらしたのは1977年の「マンクーゾ報告」をおいてほかにない。

ところが、この「マンクーゾ報告」は、「スロー・デス」(時間をかけてやってくる死)という不気味な言葉を残したまま、米政府の手で抹殺された。

米・ワシントン州のハンフォード原子力施設労働者の健康被害を追跡したそのレポートの結論が、ICRPの放射線許容の甘さを証明する内容だったからである。

米政府・エネルギー省に「ペルソナ・ノン・グラータ」(危険人物)の烙印を押されたマンクーゾ博士から直接、話を聞いた日本のジャーナリストはおそらく内橋克人氏だけではないだろうか。

筆者は昭和61年に刊行された内橋氏の「原発への警鐘」で「マンクーゾ報告」の存在を知った。

福島第一原発の事故後、復刻版「日本の原発、どこで間違えたのか」が発刊されているので、興味ある方は読んでいただきたい。

ここでは手もとにある「原発への警鐘」をもとに、マンクーゾ報告の内容と、ICRPの勧告を根拠に日本政府が採っている放射能対策の落差について、筆者なりの整理をしてみたい。

「被曝の危険性について米政府当局はいつも次のような言い方をしています。差し迫った危険はない」

マンクーゾ博士は内橋氏にそう語ったという。「ただちに影響はない」という枝野官房長官とそっくりの言い回しだ。

ここに大いなる欺瞞、ごまかしがあることは、多くの国民が気づいている。ただちに危険はなくとも、遠い将来、影響が出てくるのではないか。そう、疑っている。

被曝には大きく分けて二種類ある。原爆の被爆者のように一度に大量の放射能を浴びるケースがひとつ、そしてもう一つが日常的に微量の放射線を浴び続ける場合だ。

広島、長崎の被爆者については、原爆傷害調査委員会(ABCC)が、白血病やガンなどの健康被害を追跡調査したデータがある。ところが、原爆投下時にどれだけの放射線量があったのかが定かでないため、放射線量と人体への影響についての相関関係を解明しきれていない。

ネバダなど過去の核実験の測定値にもとづいて、広島、長崎の放射線量を推定した値を、広島、長崎で集めた発病データにあてはめて、人体が放射線でこうむる影響を計算した結果が、ICRPの許容放射能の数値のもとになっている。

つまり、ICRPが各国政府への勧告の基準とする微量放射線の影響評価も、広島、長崎の健康被害データと放射線推定値から導き出されているということだ。

これに対して、ハンフォード原子力施設を対象としたマンクーゾ博士の調査報告は、日常的に微量の放射線を浴び続けた場合、人体がどういう影響を受けるのかについての世界初の研究データといえるものであった。

下記は「原発への警鐘」に記されたマンクーゾ報告の要点である。

◇◇◇
1944年~72年に至る29年間に、ハンフォード原子力施設で働いた労働者2万4939人のうち、調査時点での死亡者3520名。そのうち白血病を含むガンによる死者670名。全米白人のガン死亡率より6%以上も高かった。
ガンで死亡した労働者が生前、職場で浴びた外部放射線量は平均1.38ラド、ガン以外の死者の平均線量は0.99ラドだった。ガンによる死者のほうが生前、40%多く放射線を浴びていたことになる。
倍加線量(ガンの発生率を通常の2倍にする放射線量のこと)はガン全体で12.2ラド、肺がんで6.1ラド、骨髄ガンで0.8ラド、などと推定される。
◇◇◇

放射線の単位であるラド、レム、シーベルト、グレイ、ベクレルはそれぞれ定義が異なり、単純に換算できないが、ここでは便宜的に、1ラド=0.01グレイ=0.01シーベルトとする。

ガンで死亡した労働者の浴びた外部放射線量1.38ラドというと、0.0138シーベルト、すなわち13.8ミリシーベルトである。もちろん年間の被曝量ということであろう。

そしてマンクーゾ報告はこう結論づける。「人間の生命を大事にするというのなら、原子力発電所の内部で働く作業従事者の被曝線量は年間0.1レム(1ミリシーベルト)以下に抑えるべきである」

わが国では、ICRPの勧告をもとに年間の放射線許容量として、一般人の場合で1ミリシーベルト、放射線業務従事者なら50ミリシーベルトという数字を採用してきた。

マンクーゾ報告の結論からすると、50ミリシーベルトというのは、とんでもなく高い数字である。

しかし、原発で働く人の許容放射線量を1ミリシーベルト以下にしようと思えば、作業効率やコスト面などで難しく、現実の問題として、原発そのものを否定することにつながりかねない。

当然、当時の米国の国策にそぐわず、原発関係者や学者らから「科学的信憑性に欠ける」などと一斉攻撃を浴びて、マンクーゾ報告は米政府の手で抹殺され、学界の深い闇の底に葬られたのである。

ICRPの起源は1928年にさかのぼる。レントゲンによるX線の発見で、放射線が医療現場で使われるようになったため、医師や技師の健康を守る必要が生まれ、研究者が世界から集まった。現在、ストックホルムに事務局がある。

この組織が、放射線から人を守るという純粋な精神をしだいに失い、行政や原子力産業サイドに傾斜する姿勢に変質していったことは、しばしば指摘されてきた。たしかにその勧告は1958年を境に、許容量を高くする、つまり規制を緩める方向に転じている。

そもそも同じ人体に対し、一般人は1ミリシーベルト、原発作業員はその50倍でOKというのは、いかにも便宜的である。

福島のこどもたちに、年間20ミリシーベルトまでは絶対大丈夫だと言い切れる根拠が、ICRPの勧告以外にあるのならぜひ政府に示していただきたい。

文科省の鈴木寛副大臣は「100ミリシーベルト未満では、ガンなどのリスク増加は認められない」と述べたと報道されているが、それならば、その根拠となる調査研究データを即刻、明らかにすべきではないか。

マンクーゾ博士はこう警告したという。

「原子力産業はクリーンでもなければ、安全でもありません。それは殺人産業といっていいでしょう」

福島第一原発の事故が日本人、いや世界人類に突きつけているこの警告をわれわれは今、どう受けとめるべきだろうか。国がエネルギー政策の転換を真剣に考えねばならないのは当然のことであろう。

そして将来、スロー・デスを引き起こさないよう、国は細心の放射能管理政策を実行せねばならない。

いまここに見えていないからこそ、その脅威に対し、しっかりとした見識をもって判断すべきである。決してその時々の弥縫策で済ませてはならない。

  新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)