年始早々設計依頼をしていただきまして進めてきたリノベーションの物件。
早速提案をしましたので載せていきますね。
建物は築40年ぐらい、60坪程度の大きな住宅です。
屋根は瓦、天井は高く古き良き日本の住宅というおもむきです。
柱や筋交いなどを撤去し、できるだけ広いワンルームにしたいという要望でしたが、
日本の住宅というのは限界があります。コストをかけ構造補強をしていけば可能ですが、
せっかくですから今建っている建物を活かしながら広々使える方法を探ってみました。
そこで考えたのが三角形の壁を設置するアイデアです。
もともとある筋交いを生かし三角形と逆三角形の壁でリビングやダイニング、
キッチン、寝室などを仕切っていきます。
斜めの壁は、視線の抜けるところがあったり、徐々にふさがったり、
逆にひらけたりするところがあって場所により距離を感じることができます。
斜めの壁が連続することで生まれる奥行きも広がりを感じることができる要素です。
光の入り方も変わってくるので同じ場所にいながら質の違いも楽しめます。
なにより。
今あるものを生かすことで、コストをかけずに新たな価値を楽しむことができます。
今回も動画を交えて提案させてもらいました。
(本当の提案動画はもっとゆっくりですが、ぱっと全部をみていただきたいので、
若干早送り気味に編集しなおしています。)
また進みましたら載せていきますね。お楽しみに!!!