平屋で伸びやか、広いリビングという要望を叶えるプランを提案させていただきました。
敷地は南が狭く北が広い台形の土地です。
南側が狭いため普通に建ててしまうと窮屈感が出てしまい伸びやかさがなくなってしまいます。
そこで思い切って三角形にしてみると斜めの伸びやかさ、広がりを感じる形になりました。
形こそ特殊ですが、斜めに伸びる建物はとてもゆったりしていて伸びやかさがあります。
斜めにしても南からの光を取り込むことはできますし、隣地との距離も確保できます。
屋根形状は室の用途によって導き出しています。
リビングなどの開放的な場所は天井を高く、寝室等のこもりたい場所は低い天井に。
リビングには斜め部分の長さを生かした大きな窓をつけています。
約29坪の平家の建物で18坪(36帖)のリビングです。建物の半分以上!
家事コーナー、書斎、ウォークインクローゼット、これらの部屋に段差をつけて、
リビングからは直接見えないが、空間としては繋がるアイデアで広さを確保しています。
壁掛けテレビがついている背面がそのスペースになります。
リビング→書斎等→個室。リビングから直接個室にアプローチすると
若干落ち着かない印象になりますが、間に入っている書斎などが
クッションの役割をしてくれるので落ち着く個室になります。
段差というのは同じ空間でも気持ちの変化や広がりを生みます。
同じ空間のトイレにいくにしてもそのまま行くのと段を上がっていくのとでは、
気持ちの距離感が違うのではないでしょうか。
また進みましたら載せていきますね〜
お楽しみに!