告知後、初めての診察日。
私は不安感丸出しで主治医に疑問をぶつけていました。
そして先生に叱られ…いや諭されました。
*
心配なのはわかる、でも心配しすぎるのは周りまで不安にさせるからあんまり良くない。奥さんがこんな感じじゃ旦那さんも可哀想だよ、だって旦那さんにはどうすることもできないんだから。旦那さんは大人だからまだいい、けど子どもの前では…ね?
*
そのとおりだと思いました。
ガンの疑いが出てから、ため息ばかりの毎日を送っていました。
さすがに息子の前ではいつもどおり、普通に接しているつもりだったけど、不安感からくる苛立ちのようなものがあっていつもなら見過ごせるような小さなことで必要以上に叱ってしまう…というようなことがありました。
死に直面した時、その人の本性がわかると言いますよね。
私はいい歳して自分本位のとても未熟な人間です。
思いやりというものをわかっていなかったように思います。
思いやりのレパートリーが少なかったというのかな。
自分が明るく気丈に振る舞って周囲に心配を掛けないことも思いやりの1つなんだって。
主治医に叱られるまで気づきませんでした。
私はガンという大変な病気になってしまって、辛いのは自分だけで、いつのまにか思いやってもらう側の人間、そうしてもらうことが当たり前の身分だと思うようになっていました。(最低…)
あの時から、笑顔で頑張ろう!と心に決めました。
それがこのブログのタイトルです。
今も不安になる日はありますが、家族の前では笑顔で過ごしています。
主治医には身体だけでなく、心も治療してもらいました。
大切なことに気づかせてくださった主治医にとても感謝しています。
今日は少し真面目な気持ちを書いてみました![]()
読んでくださった方がいたらありがとうございます![]()