盛岡市内丸、盛岡城跡の石垣修復工事が進められています。築城から400年余りが経ち、崩落の恐れがある所を修復しています。
石垣修復は2020年から行われていて、これまでにもブログ記事にして来ました。
2020年07月15日の記事「早期の修復が望まれる岩手公園の石垣」
2021年08月22日の記事「盛岡城跡公園の石垣修復工事」
2021年09月29日の記事「岩手公園の石垣に足場 修復工事が本格化」
2021年10月31日の記事「岩手公園石垣修復工事 石の重さクイズに驚き!」
2022年03月26日の記事「岩手公園の石垣修復 今の様子」
2022年04月04日の記事「春を感じに岩手公園へ その2」
2022年06月17日の記事「岩手公園の石垣修復 今の様子 その2」
下写真は、現在工事が進められている三の丸の修復工事が行われる前の状態です。大きく迫り出し危険であることは素人目にも明らか。突然の崩落に備えて土嚢が積んであります。早期の工事が必要だったのですが、普通の土木工事と違って技術者が居ないなどの理由で入札不調が続いていたそうです。
2020年07月15日の記事「早期の修復が望まれる岩手公園の石垣」
撮影日 2020年7月08日
国指定史跡なので、石ひとつひとつが文化財であり、工事途中などでの破損や失敗は許されないのだそうです。400年前に造れた石垣の修復ができる技術者が現代に居ないというのも皮肉なものです。
石垣崩落の恐れがあるのは三の丸以外にもあります。ここもそのひとつで、突然の崩落に備えて柵で囲んでいます。大きな地震により崩落する事も考えられます。
一旦取り外された石たち、以前に比べれば半分くらいに減りました。次世代の人たちに良好な状態で継承する300年ぶりの歴史的な工事を、私たちは見ている事になります。
石垣以外にも傷みが進んでいる所として、二ノ丸と本丸を結ぶ太鼓橋の老朽化です。朱色の橋で四季を通じてフォトスポットにもなっています。
今の状態では残念なフォトスポットの状態なので、どうか桜の季節までに修復して欲しいものです。
撮影日 2024年1月06日