2020年3月29日、志村けん(敢えて呼び捨て)が逝った。志村けんがドリフターズの付き人をやっていた頃、コントの中にチョットだけ顔出す事があった時から覚えている。土曜夜8時は決まってテレビの前に居たものだった。志村けん単独でも、日本のひとつのお笑い文化を創ったスーパースターでした。
若い世代の人にとってはバカ殿や志村動物園のイメージが強いと思いますが、僕世代は8時だよ全員集合の中での髭ダンスや東村山音頭、カラスの勝手でしょう～♪、その後、変なおじさん、バカ殿など、ドリフとは一線を画した独自のお笑いの世界を作って行きました。
じゃんけんする時の、"最初はグー！"も彼が最初ですよね。
何だかんだ言ってもまた、”だいじょうぶだぁ！”ってコロナをお笑いのネタにしてテレビで笑わせてもらえるものと信じていたので、この度の入院から僅か１週間での訃報は何とも衝撃的でした。
テレビで吉浜駅の駅長だったのを見て、”あぁそうだった！”と思い出し、最後のお別れに行って来ました。
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三陸鉄道釜石駅から南にふたつ目の吉浜駅、ピンクの外観の駅舎で、ソメイヨシノが一分咲きでした。電話ボックスもピンク色。訃報があって最初の日曜日なので多くの人が訪れているかと思いきや、来てから帰るまで僕だけでした。
玄関には”きつぴんセンター”の表記、この意味は？？駅に併設した施設の名前だとしても”きつぴん”の意味は不明です。
ちょうど車両が入線してきましたが、乗降客ゼロのまま発車していきました。全線開通してもコロナ騒ぎで相当苦戦している事でしょう。
等身大パネルの前に設けられた献花台はもう崩れる寸前！まさに等身大で目の前に居るリアルさがありました。
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まだまだやりたい事があったに違いなく、こんな形で逝くのはさぞかし無念だったでしょうね。しかし事実として受け止めるしかなく、46年間の長い間、楽しませてくれてありがとうございました、と手を合わせて来ました。明日に続きます。
