2017年5月13(土)

盛岡一高の開校記念日 5月13日に開催される大運動会の宣伝のため、前日の5月12日に猛者踊り(もさおどり)が行われます。盛岡一高をお昼前に出発し、岩手県庁前・岩手公園多目的広場・カワトク前・盛岡駅滝の広場と会場を移動しながら同校の校歌や応援歌などを披露します。 
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盛岡一高と言えばバンカラ応援が伝統。校歌は軍艦マーチのメロディーです。体を塗っている男子や幼稚園児の衣装の女子は1年生、受験を制して県内随一の進学校に入学するとすぐ過酷な応援歌練習の洗礼を受ける事になります。逆に言えば一高に入ったからこそ経験できる伝統行事です。
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昔は体を真っ黒に塗った土人踊りでした。それが諸般の事情で現在の猛者(もさ)踊りとなったのは平成5年から。従って現在概ね41歳以上の卒業生は土人踊りの経験者という事になります。一方、土人踊りが始まったのは1946年かららしいので、88歳以上の先輩は土人踊りさえ経験が無い事になります。
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ヘアースタイルもユニークで、この時期は頭に赤いタオルを巻いて通学する生徒を見たら一高の1年生とすぐ分かります。
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女子は幼稚園児の衣装でお遊戯を披露。土人踊りだった当時、女子はどんな衣装だったんだろう?
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奇声を上げながら桜山神社前を通って次の会場であるカワトク前に向かってパレードする猛者ども。
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盛岡市民なら、あぁ猛者踊り、明日は一高の運動会かぁと分かるけど、他所の人たちはビックリ仰天でしょうね。
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今年の開校記念日(運動会)はちょうど土曜日に当たっています。生徒のご両親以外にも大勢の人が見に訪れると思いますが、お天気が心配です。
撮影日 2017年5月12日

猛者踊りについて書いた過去記事です。
2011/05/13の記事「盛岡一高 校歌 頑張ろう岩手」動画あり
2012/05/11の記事「盛岡一高 伝統の猛者踊り」動画あり
2014/05/13の記事「盛岡一高 伝統の猛者踊り」動画あり

2011年と2012年、2014年の記事には、校歌斉唱の動画を載せましたので、再掲します。
作詞 伊藤九万一(明治42年卒),選曲 佐香貞次郎(明治43年卒)
  1. 世に 謳は ( うたわ ) れし 浩然 ( こうぜん ) の 
    大氣 ( たいき ) をここに 鍾 ( あつ ) めたる 
    秀麗 ( しゅうれい ) 高き 巖手山 ( いわてやま ) 
    清流 ( せいりゅう ) 長き 北上 ( きたかみ ) や 
    山河自然 ( さんがしぜん ) の 化 ( か ) を 享 ( う ) けて 
    穢 ( けが ) れは知らぬ 白堊城 ( はくあじょう ) 
  2. 明治十三春半ば (めいじじゅうさんはるなかば) 
    礎固 ( いしずえかた ) く 疊 ( たた ) まれて 
    星霜此処 ( せいそうここ ) に 幾かへ ( いく かえ ) り 
    徽章 ( しるし ) の松の色 映 ( は ) えて 
    覇者 ( はしゃ ) の 譽 ( ほま ) れは日に月に 
    世に 響 ( ひび ) くこそ 嬉 ( うれ ) しけれ 
  3. 忠實自彊 (ちゅうじつじきょう)の 旗 ( はた ) 高く 
    文武 ( ぶんぶ ) の海に 彌 ( わた ) る日の 
    久遠 ( くおん ) の影を身に浴びて 
    理想の 船路一筋 ( ふなじ ひとすじ ) に 
    雄々 ( おお ) しく進む一千の 
    健兒 ( けんじ ) の 姿 ( すがた ) 君見ずや 
  4. 振へ (ふるえ)や 杜陵 ( とりょう ) の 健男兒 ( けんだんじ ) 
    海陸四方幾万里 ( かいりくしほう いくまんり ) 
    巉峭峙つ起伏の岨 ( ざんしょう そばだつ きふくの そ ) 
    澎湃寄 ( ほうはい よ ) する 激浪 ( げきろう ) の 
    其處奮鬪 ( そこ ふんとう ) の 活舞臺 ( かつぶたい ) 
    其處邁進 ( そこ まいしん ) の 大天地 ( だいてんち )

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