釜石艦砲射撃の記憶を後世に

８月１７日（火）　l

　22.6/30.4℃ (21.3/29.3℃)　( )は前年同日値

2010.8.15の記事「終戦記念日、戦災資料館を見学」の続きです。

釜石市内中心部の高台にあり、春はお花見の名所でもある薬師公園は、戦前より日清・日露戦争などの

餓死者のための忠魂碑があった場所で、昭和20年当時は高射砲陣地になっていました。

その忠魂碑は砲弾型で、昭和20年8月9日の艦砲射撃の際に受けた攻撃で倒れてしまいました。
その忠魂碑が建っていた場所には昭和29年、平和を祈って「平和像」が建てられました。

そして倒れた忠魂碑は公園の隅に現在も横たわっています。これは決して不発弾ではありません。

僕が薬師公園に居た正午前、釜石市の防災広報のスピーカーから放送が流れました。
今日は終戦記念日、正午からサイレンを鳴らします。戦没者の霊へ向けて、そして世界平和を祈り、

全員で黙とうしましょう。という内容でした。

正午の時報と共に、大きなサイレンが1分間に渡って鳴らされました。これは毎年やっている事なの

でしょうか？やはり大きな戦災を受けた歴史をもつ釜石市ですね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撮影日　2010.8.15
以前にも同様の記事を書いた事がありました。
2009.8.20の記事「釜石薬師公園から市内を一望」

１年前のブログ記事　早池峰山登山（眺望編）