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啄木・賢治青春館で開催中の大西民子展で、彼女がどういう人なのかを知り、上の橋緑地に設置
された歌碑を見てきた事は昨日の記事に書きました。その際に岩手公園から上の橋にかけて、
中津川沿いに歩いた時に撮った風景の一部を載せてみました。

上の橋と下の橋の間の中津川右岸には、郷土ゆかりの歌人らの詩が刻まれた大小の歌碑が多く目
に付きます。

【写真1枚目】
ちょうど盛岡市役所の裏手の河原に、石川啄木の

     中津川や
     月に河鹿の啼く夜なり
     涼風追ひぬ夢見る人と

の歌碑があります。この歌と同じ歌が刻まれた歌碑が、御厩橋のたもとに父一禎の歌と共に親子
歌碑として存在します。

【写真2枚目】
与の字橋と上の橋の間には、深沢紅子の

     こどものころ
     かれんなわすれな草の
     群落に
     あそんだ中津川

の歌碑があります。ちょうど中津川を挟んだ対岸には、深沢紅子が初代館長を務めた野の花美術
館があります。なるほど、考えていますねぇ! 忘れな草もそろそろ見頃を迎えるでしょうか?
来月には、盛岡市の花でもあるカキツバタも見られる様になる事でしょう。

【写真3枚目】
野の花美術館を右手に、上の橋方向を見ています。河原には緑の雑草に加えて黄色い菜の花が彩
りを添えています。左側の土手の上のイチョウも新緑が鮮やかになって来ました。

盛岡市内中心部を流れ、県庁所在地の市役所の真後ろで、夏にアユ釣りができ、秋には鮭の遡上
が見られる清流・中津川ですが、川原の「詩歌の散歩道」をゆっくり文学散歩できるのも、いい
ですね。

石川啄木に憧れて歌人となった大西民子さん、彼女の歌碑も市内各所に置かれる事を期待します。
                                           撮影日 2009.5.10

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