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5月12日(金)曇り 5,3/17,6℃
一般に県内で最も難関と言われる盛岡一高では伝統の運動会を明日に控え、恒例の
猛者(もさ)踊りで宣伝します。かつては土人踊りと言って体を黒く塗っていまし
たが、人種差別という声が上がって現在の様なカラフルなペインティングになりま
した。写真は盛岡駅前の滝の広場から学校に帰る途中、旭橋を渡る猛者たちです。

男子生徒は先輩に髪を可笑しく切られ、当日まで手拭いを頭に巻いて過ごします。
一高に入ると新入生は否応なくこの行事に参加させられるのです。受験戦争を勝ち
抜いて県内随一の進学校に入学した彼らにとって最初の試練なのかも知れません。

県庁前や岩手公園、盛岡駅前などで校歌斉唱(軍艦マーチ)に続いて猛者踊りを披
露し、翌日の運動会を宣伝します。

いったいいつから行われている伝統行事なのかと思い、同校出身の年配男性にお伺
いしてみました。その男性は終戦の年に卒業したが、その翌年からではないか?と
の事。1880年に開校し、今年126年目の伝統校。先輩には石川啄木、金田一
京助など多くの著名人を輩出している。