ロケッツ対サンダーは3勝3敗のタイで最終第7戦。
第3戦ブログ。
第5戦ブログ。
このシリーズの1番の見どころとなったハーデン対ドート。というかドートのディフェンス力。
第5戦のときは、ドートのディフェンスをハーデンのオフェンスが上回り、どフリーにされたドートはシュートを外しまくるという結果でした。
この第7戦は反対。
ドートにマークされたハーデンはシュートを外し、どフリーにされたドートはしっかり決め切りました。

・サンダーが有利な理由
このシリーズはサンダー有利と睨んでいました。
理由は相性というか両チームの特性を考えるとサンダーが有利に思ったからです。
サンダーの特徴の1つがスリーガード。
シュルーダーはベンチからですが、クリス・ポールやシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは中に切れ込むのが得意です。
しかしロケッツは高さ不足。
中に入り込まれたときにロケッツは対応できるのかと思っていました。

・サンダーはプレーオフに向かない
一方でサンダーがプレーオフに向かない理由もこのシリーズで表面化されてきました。
クリス・ポールにシュルーダー、SGAと3枚のガードがサンダーのウリとなっていたんですが、アウトサイドシュートは苦手です。クリス・ポールはミドルは得意ですが・・・。
ドートもどフリーにされていましたし、ガード3人衆もちょっと遅れてチェックにいく感じでした。
ボールを持っている選手にはすぐにヘルプにいけるように周りのディフェンスが寄ってきてドライブのスペースを狭くするようなディフェンスシステム。ヤニス対策と似ています。
しかしサンダーにMVPのヤニスはいない。シューターもガリナリだけで、ディフェンスもスペースが消しやすい。
ガリナリだけにはチェックが速かったですね。
チェックの速さには個人差をつけていたのが印象的でした。
ガリナリにはシュート体制に入られないように早く。次点はクリス・ポール。
3位からはシュルーダー、SGA、ドート。チームでの戦術をはっきりさせていたロケッツでした。
こういう対策を立てられやすいチームは勝ち進むのが難しいだろうなとも思いました。

・さて結果は
相性で言うとサンダー有利。
しかしサンダーはプレーオフ向きではないチーム。
結果的にはロケッツのディフェンスがサンダーを上回った結果となりました。
ロケッツの魅力はオフェンスではありますが、ちょっと違う展開でした。
ウエストブルックの復活はディフェンス面でも大きかったです。運動量は流石。
ドートの3Pに託すというのもこの日の試合っぽくて良かったし、ハーデンがオフェンスではなく、ブロックで勝利に導くというのも面白さがありました。