日本人に限らないとは思いますが、サプリメントは、当たり前に飲まれています。

 
 
 
医師が処方していないサプリメントを飲む例は、かなりあると思います。
つまり、健康体なのに、服用しているわけです。
 
サプリメントは、一部の例外を除けば、国の認証を受けて製造・販売しているはずです。
ですが、特定の成分を濃縮・粒状化加工して、製品としているので、異物が混入してしまうと、濃縮してしまうリスクがあります。
 
紅麹の問題も、青かびが産生するプベルル酸が、製造過程を経て濃縮された可能性も、考えられます。
どんな毒にも致死量があるように、微量であれば問題は起きません。
紅麹問題が、製造過程で濃縮されたのか、体内で濃縮されたのかはわかりませんが、人が亡くなる量を摂取した可能性は高いはずです。
 
 
サプリメントは、特定の成分を使って、身体に働きかけます。
しかし、どんな成分でも、必ず副作用があります。
 
例えば、コレステロールを抑えすぎれば、細胞膜を修復できなくなったり、ホルモンの産生が減ったりします。
あるいは、コレステロール不足が原因で何某かのホルモン不足を発症していた時、コレステロール剤を投与すれば、今度は脳血管症のリスクが高まります。
なので、適量を判断するため、医師の処方が必要になるのです。
 
市販薬は、飲んでも飲まなくても大差がないくらい、量を抑えているはずです。
そうでなければ、処方もなく素人が服用する薬剤なので、薬害が発生してしまいます。
 
 
 
 
危険性を下げているとは言え、健康体(少なくとも医師の処方が不要な状態)で、態々リスクがあるものを服用するのは、薬が嫌いな私からすると、不思議な感じがします。
 
その一方で、遺伝子組換え食品には、拒否反応を示します。
 
こちらも、常食しても危険性がないことが、国によって確認されています。
紅麹のような機能性表示食品は、企業の責任で販売しています。国は、直接は確認していません。
 
機能性表示食品は平気なのに、遺伝子組換え食品には、抵抗感が強いのは、不思議です。
 
 
 
おそらく、安全/危険ではなく、安心/不安で判断しているのでしょう。
 
コレステロールが多い  → 不安
コレステロールを減らす → 安心
 
遺伝子組換え作物  → 不安
非遺伝子組換え作物 → 安心
 
 
では、なぜ不安を感じるのでしょうか。
一つには、メディアが流す情報にあると思われます。
 
「脳血管症の原因はコレステロールだ」と聞かされれば、コレステロールに不安を感じるのでしょう。
実は、長寿の人は、悪玉コレステロールも多いことを、意外に知られていません。
コレステロールは、体に必要な物質なので、多すぎるのも良くありませんが、少なすぎるのは更に悪いのです。
 
 
薬学部が6年制になっていることからわかるように、一般人が薬剤の知識で判断するのは困難です。
でも、論理的に考えるには、それほど多くの知識は必要としません。
論理的に考える力があれば、安易に市販薬に手を出さなくなると思います。
 
 
 
「お前は、どうなんだ?」と言われそうです。
 
私は、基本的に、医師の処方した薬しか飲みません。
処方された薬は、キチンと飲んでいます。
 
処方されていない薬は、便秘薬と頭痛薬を飲むことがあります。
便秘薬は、酸化マグネシウム剤を用意していますが、2日続けて服用することは滅多になく、月に2、3回程度です。
頭痛薬は、年に1回か2回です。
これ以上、頭痛が酷くなれば、医師と相談するつもりです。
 
これらの薬も、危険性はゼロではありません。
なので、できればゼロにしたいと思っています。
 
 
 
ここまで薬剤に神経を使っている私は、遺伝子組換え作物が必要に考えています。
 
遺伝子組換え作物については、親ブログに書いているので、リンクだけ貼っておきます。
(リンクは以下↓)