一般人には余り知られていないLCACも、被災地への輸送に借り出されました。

ですが、道路が寸断され、陸路の確保に時間が掛かったため、支援物資が届かないまま孤立した地域が、数十ヶ所もありました。

 

 

今回の被災地支援では、昨年4月6日に宮古島で墜落したUH60が、飛んでいました。

この機体は、事故後の3ヶ月弱、飛行停止になっていました。

飛行を再開した際、「原因が判明しない内に、飛行再開はおかしい」との意見もありました。

おそらく、梅雨末期の水害時に備え、救難活動に出れる状態にする意図があったと思われます。

もう一つは、特定できないまでも、ある程度まで事故原因を絞ることができていて、その全てについて、点検で安全性を得られると判断していたのかもしれません。

 

一方、オスプレイは、昨年11月29日の屋久島沖での墜落事故を受け、米軍と自衛隊で飛行停止が続いています。

事故から日が浅く、原因の絞り込みも充分ではないようです。

それ故、米軍も飛行停止を解除していません。

当然、自衛隊も飛行再開の条件は、整っていません。

現状では、オスプレイを被災地支援に振り向けるのは、好ましくないでしょう。

 

ただ、オスプレイを運用する部隊では、被災地支援に出られず、悔しい思いをしている隊員も多いことでしょう。

 

 

 

さて、野党の某・代表は、5日に被災地に入っていたそうです。

 

この人物、悪人ではないかもしれませんが、考えが非常に浅い印象です。

以前には、「国債はいくら発行しても大丈夫!」と喚いていました。

それが事実なら、国民は働く必要がなるなるのですが、そこまで考えが及んでいないようです。(詳細は、過去に書いてあるので、ここでは省略します)

 

おそらく、被災地に入ることが迷惑になることを、考えていなかったのでしょう。

 

被災地の情報は、例えば、被災地に向けて物資を送る発送元でも、聞くことができます。

支援物資を現地へ届けた人に聞いても良いし、物資がどれくらい発送できているのかを調べて良いでしょう。

間接的ですが、かなり生々しい情報は、得られるはずです。

 

ボランティアさえ受け付けられないくらい被災地は混乱し、厳しい状況なのです。

某・代表は、それを読み取れなかったようです。

そんなレベルの人物が、被災地から何を読み取れたのか、甚だ疑問です。

一つ言えるのは、某・代表が走らせたレンタカー1台分だけ、被災地への道路の輸送力が奪われたと言うことです。

 

 

後々、「オスプレイが無くても、被災地への輸送力は足りていた」とか言ったなら、実名で批判することにします。