皆さんこんにちは。
電車であちこち訪問中の俊雄コーチです。
先週の土曜日のレッスン後に、そのまま神奈川に向けてドライブ。
片道4時間の道中、もう何回通ったのか数えることができません。
そんな土曜日を経て、日曜日は横浜で審判講習会に参加。
ルールがどんどん変わっていたり、日本陸連と世界陸連の乖離があったりと審判も色々と理解しておく必要があります。難しいですね。
さて、審判講習の翌日はお昼過ぎに家を出て、一路新川崎駅へ。
慶應義塾大学新川崎タウンキャンパスでの脳波測定です。
1月に1回目をしてから久しぶりです。心と体を司る脳をどのような状態にすれば、競技の時に良いパフォーマンスを出すことができるのか?
まだ世界でも確立されていない分野ですが、担当しているレーサーで脳科学の研究者である杉野先生に協力いただいて測定や実験をします。
コアトレにも参加している愛乃助選手も今回から志願の参加。
キャップに脳波を測定する機会がついて、パソコンでその状態を見ることができます。
この実験をすると、レーサーはほぼ反応速度が速くなります。陸上だとスタートの1歩目だったり、ジャンプの踏切なども良い方向に繋がりそうです。
アスリートの変化や適応の早さはかなり一般の人と違うようで、杉野先生も驚いていらっしゃいました。
本当は試合直前のウォーミングアップの最後に実施して試合に臨みたいのですが、まだまだ研究機材のため、気軽に購入できる金額ではありません!
スポンサー探しが必要なようです。
ちなみに神奈川では、既にソメイヨシノも咲き始めました。
この週末で一気に開花しそうです。
いよいよ春がやってきましたね。シーズンインです!
準備はどうですか?
今やるべきことに完璧に集中しましょう!
そして新たな環境に旅立つ時でもあります。
無事に志望校に合格した話や。大学のために鈴鹿を旅立つ話など、夢膨らむ報告をもらって、嬉しいです。
そして金曜日は再び新川崎の慶應義塾大学へ。
月曜日とは異なる2名の脳波測定です。
こちらはレースも帯同している佐藤蓮選手。若手で非常に評価の高いドライバーです。
先日、鈴鹿サーキットで開幕したスーパーフォーミュラという国内最高峰のレースで見事3位表彰台に上がりました。
帯同でコーチはウォーミングアップ、走行後の身体のマッサージやケア。
装備品のメンテナンスや飲料の準備など、マネージャー業務も行っています。
普段は穏やかな青年ですが、レースでは切れ味鋭い走りで人々を興奮させていましたよ。
やっぱりアスリートの二面性って魅力的ですね。
3位では満足できないのがアスリート。
次は優勝ですね。
そして本日土曜日は朝から電車で小田原へ移動。
神奈川陸協の会議に出席です。
かまくら校は昨年11月に新しい体育館に変わり、完全室内走路になりました。
この綺麗な環境に変わってから、一気に会員様も増えました。
試合は三重のようにたくさんあるわけではありませんので、数少ないですが、自分の側在地を知る機会になればいいですね。
小田原駅からは小田原城が見えます。
小田原城といえば豊臣秀吉による『小田原攻め』が有名ですね。これによって北条氏は滅亡。大きな歴史的イベントの1つが起こった場所でもあります。
↑ここ、試験に出ます!
会議では小学生や中学生チームの選手の引き抜きなんて話も出てました。
個人的に思うのは、どこのチームで活動しようと、それは当事者(選手や保護者)の自由。
どこのスーパーで買い物しようがそれは消費者の自由ですよね。
その選択の鍵は値段だったり、品質だったり、立地だったり人それぞれ。それと同じです。
そして、引き抜きに応じるのも自由。熱い言葉、甘い言葉をかけられるのでしょうが、よく考えた方がいいです。
以前も書きましたが、あなたが引き抜かるのならば、そのチームは他の人にも同様のことをしています。
チームの運営は競技力が優先されていることが容易に想像できます。
と、いうことはそのチームはあなたという人間性ではなく、あなたの今の競技力が欲しいだけです。
ケガしたら?
礼節や社会性の伸び代は?
もっと競技力の高い子が入ってきたら?
あなたと向き合い、大切にしてもらえるのでしょうか?
そういう背景まで考えて決断したらいいと思います。どの決断も正しいからです。ただしらその道がこれから先もハッピーに繋がっている可能性があるかは考える余地がありますね。
個人的に小中学生で活躍するより、高校、大学で活躍した方が喜びもメリットも大きいです。
そして陸上だけが選択肢ではありません。
何より陸上競技を学ぶだけなのはもったいないです。
陸上競技で生き方を学んで欲しいと思います。
どんな選択をしても、後悔せずに前を向いて頑張る。これが全てですね。
今夜鈴鹿に帰り、明日のレッスンは卒業記念品授与もあります。
素晴らしい晴れ舞台を親御様もぜひご覧ください!
それではまた、お会いしましょう。