皆さんこんにちは。
福岡空港でフライト待ちの俊雄コーチです。
全国高校総体に出場するあいかさんの応援に行きましたが、昨日無事に試合が終了しました。
福岡に到着した28日は夕方にあいかさんと待ち合わせして、以前アカデミーの講習会でもお世話になった山田先生が福岡でPEP FUKUOKAを開設されていらっしゃるので、ご挨拶と最後のコンディショニングをお願いしに行きました。
お元気そうで、相変わらずのプロ!
明らかにあいかさんの身体の動きが良くなりました。やっぱり信頼できるスペシャリストがいるって、すごい安心感!
そして昨日。インターハイの走り幅跳びは変則的なスケジュールです。
午前11時から予選。猛暑ですから、持ち記録以上に暑さ対策や、これまでの準備が大きく影響しそうです。
予選通過記録は5m80cmで、これを3本のうちに超えることができれば予選通過。
夕方から決勝がありますので、そちらに備えるためにも1本目にクリアして体力消耗を最小限に止めるのが必要。
それは事前に確認していましたが、簡単にできたら苦労しません。
ですが、緊張感がすごく伝わる跳躍でしたが、無事に1回目の跳躍で通過記録を超えました。
1回目に超えた選手は2回目、3回目の跳躍をすることなく休憩に予選を終了。
さて、身体を冷やしてダラダラしてから、再度ウォーミングアップをしっかりします。
16時50分から12人の選手で決勝が始まります。
こういう際どい争いになる試合は、いかに1本目にしっかりとしたジャンプをして『まだまだ跳べそう!』と自分自身を信頼できるかも大切。
目指して来た舞台だからこそ、ちょっとしたことで自信と不安が入れ替わり、不安定さが動きに出やすいものです。
そして風が非常に不安定。ほとんど向かい風の中、パッと止んだり、追い風になったりしますので、風をきちんと待ってスタートする事も必要と、非常に神経を使うコンディションでした。
そんな中でも落ち着いて準備をしている姿は素晴らしかったですね。
1番緊張する1本目でしたが、これまで見たことがないくらいに速い助走。緊張感が力になっている証拠。
余裕で自己ベストを超えることができるような速さですが、速くなれば踏切がものすごく難しくなります。
そんな事もありましたが、セカンドベストの5m99cmを記録。
2本目以降は、あっちが良ければこっちが少し物足りずといった動きで記録は伸びませんでしたが、初の大舞台で堂々の4位!
堂々とした素晴らしい試合運びと頑張りだったと思います。
そして『もっと遠くまで跳べる』と確信できるような助走でしたから、これからの課題であるとともに、大きな可能性を実感できたことと思います。
表彰式後もあいかさんらしく、いたって普通でした。ここまでよく頑張ったので、試合は続きますが、少し休憩。休む事も次のステップには必要。
あいかさんとは小学1年生からの付き合いになりますが、今まで以上に堂々とした試合を見ることができて、コーチ達も嬉しかったです。本当にお疲れ様でした。
オリンピックの男子体操を見て、本当に最後までやり抜く事が美しく、そして可能性を生み出すことを学びました。
価値だけが評価されるのではありません。誰かが勝てば誰かが負けます。誰かが1番なら誰かが最下位です。
ですが、本当に大切なことは、その日のためにどれだけコツコツと努力を継続できたかです。結果を決めるのは準備が8割を占めます。
勝っても負けても1日であり、1試合。終わりを選択しない限り次がやって来ます。今日が次にいきるよう、またコツコツと継続したいですね。
そんな福岡での試合でしたが、予選・決勝ともにわざわざりおんさんが応援に来てくれました。
いつも一緒に練習しているお姉さんの舞台を見て、どんな気持ちになったでしょうか?
『すごいなぁ』とか『意外と自分もいけそう』とか、率直な気持ちが大事。
そして見て、感じた経験はりおんさん自身を強くするものになりますよ!
中学校とは記録が違う点もありますもんね。また観戦の振り返りもしましょう。
いや〜、焼けました。灼熱。
それではまた、お会いしましょう!