県大会が次への道を教えてくれた | イムラアスリートアカデミー公式ブログ

イムラアスリートアカデミー公式ブログ

三重県鈴鹿市と桑名市を拠点にした運動教室『イムラアスリートアカデミー』の公式ブログです。日々のレッスンの風景などをお届けしています。

皆さんこんばんは。


先程、夕食を終えて帰ってきた俊雄コーチです。


本日は不安定な気候の中でしたが、幸い伊勢は雨にそう祟られることもなく、無事に県大会が開催されました。

鈴鹿はすごい雨だったみたいですね。


さて、コーチ達は朝の5時半に出発。

アカデミーを知り尽くしている心強い臨時コーチにも協力いただきました。


りらさん、あいかさん、しほさん、けんすけさん、こういちろうさん、かのさん

素晴らしいサポートありがとうございました。


朝、最初に到着したメンバーで、皆さんが座る時に汚れないよう、椅子を1つ1つ全て拭いています。


そして、写真のように渡すゼッケンを渡しやすいようにまとめ、プログラムに名前がちゃんと記載されているかのチェックなど、皆さんが来る前にたくさんのことをして、準備しています。

これは、あいかさんとりらさんがしてくれました。

来週試合があり、バリバリ陸上を頑張っている高校生のお姉さんが、喜んで協力してくれることこそ、アカデミーの財産だと思います。


そして、臨時コーチの皆さんが小学生の県大会で頑張っていた姿も思い出されるものです。


6年生のハードルで初めて県優勝を成し遂げたのに、そのまま熱中症で悪夢の表彰式になったりらさん。


どんな逆境でも自分の信念を貫き、抜群の勝負強さで数々の目標を達成したあいかさん。


急にコンバインドという種目に変わり、ハードル練習で四苦八苦も、素晴らしい試合にしたしほさん。


全国大会を夢見て努力し、極限の緊張の中でも必死に自分と向き合って成し遂げたこういちろうさん。


決勝でバトンがするりと手からこぼれ落ちたのに、即座にバトンを拾い、チームの力を見せる原動力となったかのさん。


けんすけさんは…ちょっと思い出せません!(笑)


試合は残念ながら撮影禁止のため、細かい点を報告できませんが、とにかくトラック種目は向かい風で自己ベストを出すことが難しいレースになってしまいました。

せっかくだから、順位より結果よりも、大きな競技場でたくさん緊張して、自己ベスト更新を成し遂げてもらいたかったのですが、天気にはどうやっても勝てません!


その中でも振り返りで、きちんと自分と向き合う事が次につながり、更なる上達へと続いていくことと思います。


コンバインドBには男女共にたくさん参加してくれましたが、どうしてもジャベリックに点数が偏っているために、走り幅跳びが評価されにくいものですが、皆さんの頑張り、輝いていましたよ。

あと少しで優勝だったかと思うと、『もう少し〜すれば良かった』といった後悔が出てくるものですが、チャレンジした結果なのですが、どのような結果であろうとも胸を張って、これからにつなげましょう。


男子ではそうたさんが急激な進化を発揮し、ジャベリックでは、約10mも自己ベストを更新!

そんなことってある?

そんな印象です。素晴らしいですよね。

振り返りでは、それぞれに感じたことがあったようです。

皆さんの努力は誰もが認めるものです。ですが、時として望み通りの形にならない事はあるものです。


3年生の60mでは、しょうごさんとはるきさんが出場。

はるきさんは堂々とした大きな走りができていましたし、しょうごさんも普段はノリと勢いの男ですが、ノートで確認しながら、アップも集中して頑張っていたと真理子コーチからも聞いています。


4年生のほのかさんは、人生2回目の試合が県大会でしたが、5年生のお姉さん達がしっかりとサポートしてくれ、まだまだこれからの将来性を感じるレースでした。


ゆうやさんは、試合で初めて会う選手とも仲良くなるのが上手。緊張の場を自分が楽しめる場に変える天才です。走りももちろん素晴らしいものでした。


はるとさんは持ち前の脅威的なスタミナで、しっかりみっちりアップをして本番へ!

スタートから力強い走りで、いつも以上に軽やかな走りができていました。


5年生は出番が最初でした。

わかさんはまだまだ小さい身体ではありますが、走り方はとても力強く、そして美しい!

きちんと頑張っていることが形になっていますから、この調子。


ここあさんは、伸びやかで大きな走りが最後まで続くので、そう遠くないうちに、あっと驚くタイムが出そうです。何より、仲間思いでリーダー的存在な成長。頼もしいです。


ひなぎさんは、レッスンでも走り方について考える時間が多いですが、明らかに走り方が良くなっています。この大舞台でできるという事は、間違いなく成長しているということ。自信を持って継続しましょう!


たいちさんは県大会でも普段同様に自分の世界できっちりとウォーミングアップから試合までをやり遂げていました。

まだまだらこれから!この経験を普段にいかしていきましょう。


あおいさんは成長痛から、思い切りが良い走りにはならなかったかもしれませんが、ここで走った事自体が素晴らしい経験であり、これからのやる気へと変わります。まだまだ速く走れますから大丈夫。


あゆいさんは、ついつい頭が左右に振れやすいのですが、しっかりと前だけを向いて走り切れました。だから走りも良かったですね。

成長を実感できたのではないでしょうか。


6年生女子では、さきさんはグループレッスンでも頑張ってきたスタートが非常にスムーズにできていました。コツコツと努力をして上達してきたさきさんですが、明確な成長がありました。自信を持ってください!


にこさんは昨年の優勝から、これまで努力してきました。県内では負けなしの1年でしたが、この試合では、上手がいました。

プレッシャーから、明らかに普段と異なる行動パターン。自分でも分からない自分の感情や行動。

ただ走ることが楽しかったのに、いつの間にか何かを失わないように守ることで必死になっていましたね。

昨年冬に、有志に向けて簡単な講義をしました。『現状維持バイアス』というもので、コーチはにこさんに『ハマる可能性が高いからね』と伝えました。

覚えていますか?

分かっていても、自分を縛り付けるほどに強烈なのです。

勝ち続けている人にとって負ける事は恐ろしく、自分という存在が消えてしまいそうな感覚すら押し寄せます。

手の平に必死に集めた砂が、まるでサラサラと崩れ落ちるかのように…。

ですが、努力と経験は失われません、

これまで頑張ってきた事は、これからも輝き続け、立ち上がる勇気を与えてくれます。

物事はいつか終わりを迎えます。どんな人でも負けは訪れるのです。

負けて悔しいから、また積み上げましょう。次はさらに良い方法で!

チャレンジこそが私達を成長させます。失う不安と苦しみから解放されて、きっとさらに強くなれるはずです。


かおるこさんは、緊張から力みが出やすく、決勝になるとついつい頑張り過ぎて、タイムが伸びない傾向がありました。

ですが、今回は決勝で力みやすいケースでも最後まで伸びやかに走り続けました。

その結果が自己ベスト!今日の試合での自己ベストはものすごく価値があるものです。

以前は、自分が主役で自分の意図しない方向だと力を抜いてしまう事もしばしばでしたが、自分の状況を受け入れ、自分の緊張を素直なら認めるようになりました。

『緊張する!』と口に出せる人は、緊張を力に変えることができます。

認めない人は、緊張によって能力が低下してしまいます。脳内の分泌物が異なるからです。

まだ走りは上手になれる要素がありますし、自分自身との勝負ができた点は、まだまだこれからの成長が約束されたと言えます。

主役は自分。だから自分に克つ行動と準備が、今回の自己ベストにつながったのでしょう。


最後のにこさんとかおるこさんの決勝を一緒に応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

久しぶりに大きな拍手で選手紹介の時に後押しできましたね。


コロナで無観客になってから、仲間を応援する文化が、失われてしまいました。

そして、これを以前のようにたくさんのお友達が見届けるようになるには時間がかかりそうです。


ですが、少しずつアカデミーファミリーの絆を取り戻していければと思います。


遠方まで送迎くださった保護者の皆様。最後の応援までお待ちくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。


安全で円滑な試合運営をしてくださった三重陸協の皆様並びに補助員の皆さんに心よりお礼申し上げます。