「パッチギ」; 国境を越えられない歌が国境を越えた? | これは名作・迷作

「パッチギ」; 国境を越えられない歌が国境を越えた?

pattigi

この映画はただの恋愛映画だと思っていたら大間違いだった。

時は1968年、京都に住む普通の日本人の高校生が、隣にある朝鮮学校に通う在日朝鮮人の女子学生に恋をするという話だが、そこには在日朝鮮人の悲しみや怒り、苦しみなども同時に描かれている。

彼らは外国人であって外国人でない。かといって日本人でもない。お互いの差別、憎悪、偏見によってお互いの溝はどんどん深まっていく。しかしこの映画は教えてくれた。これらの差別、憎悪、偏見を生み出しているのは無知と無関心なのだと。お互いが関心を持って歩み寄れば壁なんて案外もろく崩れ去ってしまうんじゃないかって。主人公が「イムジン河」(南北朝鮮を分け隔てて流れている川について歌った歌。南北分断の悲しみを北朝鮮人の目から見ている)を朝鮮語で歌う場面、涙があふれ出た。

1. イムジン河水清く とうとうと流る

  水鳥自由に むらがり飛びかうよ

  我が祖国南の地 思いははるか

  イムジン河水清く とうとうと流る

2. 北の大地から 南の空へ

  飛びゆく鳥よ 自由の使者よ

 誰が祖国を二つに 分けてしまったの

  誰が祖国を 分けてしまったの

1 . リムジンガン マルグンムルン フルロフルロ ネリゴ

  ムルセドゥル<ムッセドゥル> チャユロヒ<チャユロイ> 

  ノムナドゥルミョ ナルゴンマン

  ネゴヒャン ナムチョクタン カグポド<カゴパド> モッカニ

  リムジンガン フルマ ウォナンシッコ フルヌニャ

2 . カンコンノ カルバテソン カルセマン スルピ ウルゴ

  メマルン トゥルパネソン プルプリルル ケゴンマン

  ヒョプトンポル イサッマダ ムルキョル ウエ チュムチュニ

  リムジンガン フルムル カルジ モッタリ