こんにちは!
本日『 寿 』しょうゆの火入れ日
大将と若旦那は朝から念入りに木桶を洗い~
今は火入れしている醤油がちょうどいい温度に達したため
作業も終盤 まさに木桶に移す段階でっす!!
熱い中お疲れさまです
今回も抜群の!旨~い寿に仕上がっていますよ
火入れの日は毎度、醤油のなんともいえな~い良い香りが
蔵中~むしろご近所さんまで漂ってます!
保育園のお迎えにいくと園児のみんなや先生に
『しょうゆの匂いするーーー!!』って言われます。笑
えぇ、毎日醤油の香水をふりまいて出掛けてますから!
さてさて。今日皆さんにお伝えしたいのは
毎年恒例、この時期になると出てくるこの問題について
『 開封した醤油の表面に白いモロモロが浮いてるんですけど、これなんですか? 』
『 このまま使っても問題ないの? 』
お客様から寄せられるそんな疑問にお答えいたします!
まずは、2つ目の質問に端的にお答えしますと
身体には全く害はありません!
なのでそのまま使ってもらって問題ありませんよ
しょうゆ蔵、しょうゆには生きた菌がたくさんいます。
当店のしょうゆにはほとんど保存料が入っておりません。
ですので、湿気が多いジメジメした時期・人の動きがあまりない所にしょうゆをしばらく置いておくと
まれにしょうゆの表面に白いモロモロが浮遊することがございます。
寒かったのに急に暑~い日になったり。。。と気温差が激しい時も出たりします!
じゃあその白いモロモロは何?
これはしょうゆの生きた菌
塩分を好む酵母菌の一種なのです!
だから品質、人体にはまったく問題ありませんし、害を及ぼしません!
むしろ、しょうゆが生きている証拠だと思い
安心してお使いいただけたら幸いです。
品質、人体には問題ありませんが
それでもやっぱりたくさん浮いてきたら見た目がよくないし
使いにくいし~と思われる方が多いと思います。
じゃあ、なるべくこの白いモロモロがでないように
どう対処すればいいの?
まずは、梅雨入り前~秋口
くらいまでは
いつもより少なめの本数をご購入いただく!
もしくは上の写真の商品のように
開封から短い期間で使い切れる小さめサイズを購入いただく!
そしてこの時期だけ冷蔵庫に入れていただくと、酵母菌が増加しにくくなお効果的!
保存場所ですが
このジメジメ~湿気が多い時期は
開封したしょうゆはキッチンのコンロ下など、熱を帯びてむーっとする場所には置かず
今ほど申したようにペットボトルなら冷蔵庫保存、もしくは日の当たらない&風通しの良い場所
に保管してください。
昔から当店の醤油を一升瓶でケース単位で購入してらっしゃる地元のおじいちゃん、おばあちゃんは
『瓶やと、日中暑くなっても夜になると外気も涼しくなって瓶が冷えるからしょうゆの保存にはいいんや~』
『だからわしらはペットボトルより瓶のしょうゆの方が好きなんや~』
ってよく言ってます!またこういうことをおっしゃってるおばあちゃんたちの昔ながらのお宅には
石壁の、中が涼しい立派な蔵があるからしょうゆの長期保存にはもってこいですね
次に!
食卓で使ってるしょうゆ差しの中に酵母菌がでちゃってたら?!
一度中に酵母菌がついてしまうと
いったん中身を出して、また新しく瓶から注ぎなおしても
またまもなく酵母菌が出てくる可能性が大!!
なのでお手数ですが
一度中を空っぽにして熱湯で綺麗に洗っていただき
水滴がなくなるまでしっかり乾かしていただいてから
また新たにしょうゆを注ぎ入れてください
この時期のしょうゆすべてに酵母菌が出るわけではありませんし
全く出ない年もあります!!
こればっかりは予想がつかないのが発酵食品であるしょうゆの不思議
お客様にはなにかとご心配、お手数おかけしますが
酵母菌が出た際には
『 しょうゆが生きた証拠なんだ安心して使えるものなんだ~
』
と思って付き合っていただけたら有り難いです
井村しょうゆのお客様の皆様
今後とも当店のしょうゆをよろしくお願いいたします!