ずっと読んできた『珍夜特急』もとうとう最終巻(6巻)です。
長旅もおしまいということもあってか、なかなか切ないシーンが多かった印象。
まずアフリカ大陸はモロッコから、再びスペインに上陸するところからスタート。
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コスタ・デル・ソルを通ってグラナダへ。
グラナダは、「レコンキスタ」で陥落するまでずっとイスラム圏だった都市で、イスラム色が強いところらしい。アルハンブラ宮殿の夜景が息をのむほど美しく、魅入っているシーンが印象的
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続いてバルセロナを過ぎ、ピレネー山脈越え。
ピレネー山中、アンドラに立ち寄る。
アンドラは、フランスの大統領、スペインの司教を国家元首とする公国という珍しいところ。
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フランスへ到着。あまりお気に召さなかったらしく、マルセイユなどすぐに通過。
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モナコ
ここではF1モナコグランプリの、市街地コースをパリダカで疾走!!楽しそう~
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イタリア
ジェノヴァ、フィレンツェ、ローマ、バチカンと南を走る。
そこから半島の東岸に向かい再び北上。
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雪のアルプス山脈越え(!)
寒さと雪と路面凍結を乗り越えたのは本当にすごいと思う・・・
同じバイク乗りとして信じられない頑張り
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どうにかアルプスを越え、オーストリアを通過
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ドイツ
インゴルシュタットでノッチとシルビアに再開
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真冬に夜営を繰返しながらオランダへ。
真冬に走るだけでもすごいのに、野営の連続・・・タフすぎます
フローニンゲンでアンネケとの再会。シェアハウスに泊めてもらい、アンネケの大学の仲間たちとパーティー。
こういう人との触れ合いが旅の醍醐味なんだろうなあ・・羨ましい!!
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ロッテルダムの輸送会社でパリダカの発送手続き完了。
インドのカルカッタでパリダカを受け取ってから、300日のバイク旅が終了。
バイクを預けて去るとき、後ろを振り返る姿が儚げ・・・
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バイクを預けてからはバックパッカーとなり、1か月弱ヨーロッパに滞在。
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アムステルダムからバスで30時間、ハンガリーはブダペストへ。
ミレニアムの夜を仲間たちと騒いで過ごす
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2000年1月1日発の便で帰国
なんとも絶妙なタイミングで旅を終わらせてますね
旅の途中で出会った仲間と再会したり、お別れをしたりと
感動のシーンがこれまでの中で一番多かったと思います。
そして、人とつながることの幸せみたいなものをじんわりと感じられる最終巻でした。
ちょっと長めのエピローグで語られる、切ない恋の話もなかなか良い笑
Kindle出版のこの本、1冊300円という安さにもかかわらず、とっても面白い内容でした
珍夜特急6―南欧・西欧―/クロサワ レタリング
¥価格不明
Amazon.co.jp
これは2ndシーズンも読むしかないです!
特に意識していなかったけど、今回連休で九州ツーリングにいってみようと思ったのも
もしかしたら、知らず知らずのうちにこの本の影響があったのかもしれないな・・・
そう、ふと思いました。