乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査 -29ページ目

乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

A21(その5):

豊胸手術後の乳がん検診の続きです。5回目です。

乳房内に豊胸術のバッグが入っていると、通常の乳がん検診は難しくなります。

乳房内のバッグに次のようなトラブルが発生することがあるからです。

①バッグの破裂
②バッグ周囲に組織の膜が袋をつくり硬くなる(カプセル拘縮(コウシュク))
③バッグ周囲に石のように硬いカルシウムの沈着がおこる(石灰化)
④バッグの表面のしわ・段差

マンモグラフィができないことと触診ではよく分からないことは、お話ししました。

他の検査として超音波検査があります。

超音波検査には、上記②③④が影響します。

そして、バッグと乳腺の位置も影響してきます。

超音波検査は、音の信号を出して、体からのはね返りを計算して画像にしています。固い膜や石灰化部分は、音をほとんどはね返えしてしまうため、その下には届きません。画像がつくられず、検査が不十分になってしまう可能性があります。


トラブルの程度は、個人差が大きいので、検査の状況もそれぞれ違います。

超音波検査で、十分に調べられる場合と、まったく分からない場合があります

また、検査を行う技師さんが、カプセル拘縮や石灰化のある乳房の検査に対して、十分な知識があるとは限りません。

判断できない技師さんの方が多いでしょう。

正常ではないと判断されれば、病院での検査が必要と診断されるでしょう。

以上のような理由で、一般的な検診施設では、対応が難しいと考えます。

では、どこで検査を受ければよいでしょうか?

豊胸手術を行っている施設でも、検査をしてくれるところがあるようです。

乳腺の専門医に相談しても良いでしょう。

治療を主にしている施設は、検診への対応が難しいようです。

診断を主にしているところを探して、定期的に診察を受けることをお勧めします。

A21(その4):

豊胸手術後の乳がん検診の続きです。4回目です。

乳房内に豊胸術のバッグが入っていると、通常の乳がん検診は難しくなります。

乳房内のバッグに次のようなトラブルが発生することがあるからです。

①バッグの破裂
②バッグ周囲に組織の膜が袋をつくり硬くなる(カプセル拘縮(コウシュク))
③バッグ周囲に石のように硬いカルシウムの沈着がおこる(石灰化)
④バッグの表面のしわ・段差

検診で、マンモグラフィができないことは、①バッグの破裂でお話ししました。

他の検査として、触診超音波検査があります。

これらの検査には、上記②③④が影響します。

そして、バッグと乳腺の位置も影響してきます。

触診について説明します。


②バッグ周囲に組織の膜が袋をつくり硬くなる(カプセル拘縮(コウシュク))と、どうなるでしょうか。

乳房を触った場合、硬いかたまりを触るようになります。

バッグの位置も通常想定される乳房の位置より頭の方に移動していることもあります。


③バッグ周囲に石のように硬いカルシウムの沈着がおこる(石灰化)と、さらにつぶつぶと硬いものが触れるようになります。


④バッグの表面のしわ・段差があると、その部分がごろごろと触れるます。


さらに、豊胸手術後は、膨らんでいる部分に乳腺があるとは限りません。

このため、

触診
では、乳がんのしこりがほとんど分からない可能性があります。

したがって、

乳がん検診として触診だけ受けるのは、意味のない検診になります。

A21(その3):

豊胸手術後の乳がん検診の続きです。3回目です。

豊胸術で乳房内にバッグが入っている場合について説明します。

乳房内に豊胸術のバッグが入っていると、通常の乳がん検診は難しくなります。

乳房内のバッグに次のようなトラブルが発生することがあるからです。

バッグの破裂

②バッグ周囲に組織の膜が袋をつくり硬くなる(カプセル拘縮(コウシュク))

③バッグ周囲に石のように硬いカルシウムの沈着がおこる(石灰化)

④バッグの表面のしわ・段差


バッグの破裂について説明します。

バッグは、できるだけ壊れないように素材の改良が進んでいます。

しかし、長い間にどうしても劣化します。

バッグが破れやすくなります。

したがって、外から強い力で圧迫することは、避けなくてはなりません。

マンモグラフィ検査では、乳房とバックを強く圧迫することになります。

マンモグラフィ検査によって、もしバッグが破損したら、手術をしてバッグを抜き取る必要があります。

バッグの内容によっては、早急に手術をする場合があります。

検診のために、そのような大きな危険性のある検査はできません。

したがって、

豊胸手術でバッグを入れている場合は、マンモグラフィによる検診は受けない方が良いです。


乳がん検診を受ける場合は、必ず豊胸術を受けているかどうか伝えてください。

また、豊胸手術を受ける場合は、どのような手術なのか記録を残しましょう。