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乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

A29(その2):

乳腺炎の予防には次のことが大切です。

①乳頭を刺激して、乳汁を良く出すこと

②乳頭を清潔にすること

について考えてみましょう。

乳頭と乳輪は、特別な色をしています。

乳房のほかの皮膚とは性質がことなります。

特に、乳輪にはブツブツとした突起がたくさんあります。

これは、モントゴメリー腺の出口です。

この腺のブツブツが気になって、形成外科で除去することもあるようです。

しかし、このモントゴメリー腺には、大切な働きがあります。

この腺から分泌される液体は、特別な香りを持っています。

赤ちゃんに母乳の出るところを知らせているのです。

また、この皮脂は乳頭と乳輪を保護する被膜となっています。

妊娠や授乳期にこの腺は、発達して大きくなりますよね。

授乳の前に、便利な清浄綿でふき取ることが勧められていますか?

それは、モントゴメリー腺の働きを弱めてしまうようです。

消毒しない方が良いのです。

授乳後にお湯で濡らしたタオルでかるくふきとれば良いようです。

また、皮脂を分泌するので、ニキビのように炎症を起こすことがあります。

ブツブツの先に、白い腺があるときには、問題ありません

ニキビの時と同じように、生活を改善しましょう。

油っぽい食事を避け、食物繊維や乳酸菌をとって便秘を解消しましょう。

赤くはれて痛いときは、クリニックで診察してもらいましょう。

次回につづきます。


A29:乳腺炎の原因について、次のようなことがあります。

分娩後に、女性ホルモンが低下します。

そして、プロラクチンという乳汁分泌を促すホルモンが分泌されます。

また、乳頭の刺激などでオキシトシンというホルモンが分泌されます。

オキシトシンは、乳頭からの乳汁の出を促進します。

したがって、乳房にたまった母乳は、乳頭を刺激することでよく分泌されます。

細菌は、乳頭から乳管という乳汁が流れる管に入ります。

そして、たまっている母乳に感染します。

母乳が、乳管内にたまっていなければ感染は起こりません。

このことから、乳腺炎の予防には次のことが大切だということがわかります。

乳頭を刺激して、乳汁を良く出すこと

乳頭を清潔にすること


①について説明します。

授乳回数が少ないと、乳汁がたまりやすくなります。

はじめは、こまめに授乳しましょう。

母乳に自信がなくなって、人工ミルクに頼ってしまうことがあります。

そうすると、授乳回数が減って乳汁がたまる原因になります。

乳頭をやさしくマッサージして、オキシトシンの分泌をうながしましょう。

オキシトシンの効果で、母乳がスムーズに流れるようにしましょう。

赤ちゃんに吸ってもらうのが、一番です。

初めはお母さんも赤ちゃんも下手かもしれません。

根気よく授乳しましょう。

必ず上手に出来るようになります。

オキシトシンというホルモンは、お母さんの気持ちに応じて分泌されます。

赤ちゃんを触ったり、匂いをかいだり、お乳をあげようと考えたり

そのようなことが、オキシトシンの分泌促進に有効です。

ストレスがあるとオキシトシンが減ります


お父さんや家族もお母さんに協力して優しくしましょう


②については、次回説明します。
A28授乳期の乳腺炎について説明します。

授乳期乳腺炎は、つぎの2つの状態があります。

うっ滞性乳腺炎

化膿性乳腺炎


まず、うっ滞性乳腺炎は次のように起こります。

分泌された乳汁が、十分出されないと乳房のなかにたまった状態になります。

乳房は、さわるとごつごつして硬い部分があります。

そこが熱をおびます。

痛みがあります。

硬い部分を押すと、痛みが増します。

この状態では、授乳したり搾乳したりして、乳汁を出すことが大切です。

やがて、硬い部分が脹れて赤くなります。

うっ滞が改善されていない状態です。

乳管が、たまった乳汁で緊満して炎症をおこします。

このようになると、乳管の壁が傷ついて乳汁が乳管の外に漏れているかもしれません。

うっ滞性乳腺炎のはじまりです。

この状態になったら、病院やクリニックで診察を受けてください。

診察は産科か乳腺外科です。

やがて、乳管の外にたまった乳汁にばい菌が繁殖します。

化膿性乳腺炎です。

乳房の脹れや赤みは、前にくらべて悪化しています。

痛みも強く、触らなくてもズキンズキンと痛みます。

発熱など、全身の症状もあります。

必ず、病院やクリニックで診察を受けてください。

診察は乳腺外科です。

乳腺外科では、診察・超音波検査・採血を行います。

化膿性乳腺炎が進行すると膿瘍(膿がたまった袋)をつくります。

超音波検査で診断します。

その場合は、切開して膿を出す必要があります。

抗生剤を内服します。

強い全身の炎症がある場合(高熱、白血球増加)は、入院をすることもあります。

膿の洗浄を行い、抗生剤も点滴注射が必要になります。