局所進行乳がん | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

救命救急に乳がんからの出血で受診されるケースがあることをお伝えしました。

乳がんが局所的に進行していても、遠隔転移(えんかくてんい)していない場合は、治療によってかなり生活が改善します。

遠隔転移は、脳、骨、肺、肝臓などの乳房とは離れた場所にがんの病巣をつくることです。

そのような転移がない場合、局所進行乳がんといいます。

はじめて受診されたときに、胸の病気を拝見すると、

『なぜ、こんなになるまで病院に来なかったのかな?』

と、正直なところ少し思います。

かなり、局所進行乳がんの方を診察してきましたが、やっぱり残念な感じがします。

しかし、いったん病気が明らかになって、治療方法の説明をうけて納得されると、皆さん熱心に治療に来られるようになります。

自分の経験だけですが、私が担当した方たちは、皆さん、かなりきちんと治療されます。

きっと、ツライであろう抗がん剤治療も予定のコースをきちんと完遂されます。

乳房を切除する手術も『悪い所は全部取ってください』とお受けになります。

多少の後遺症残る場合もありますが、治療前より元気?なくらいになります。

あんなに大きかった乳がんが治療できるのです。

乳がんの治療ってすごいなと思います。