余寒なお厳しい今日この頃、体調などくずしてはおられませんか。 

2月といったら、節分ですよね。 

「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまいたり、

 縁起が良いとされる方角に向かって恵方巻を食べたりと、 

「幸福な1年を過ごせますように」との願いを込めて、様々な行事が行われます。 

 

「節分の日は、実は4つある?」 

本来節分とは、春夏秋冬それぞれの季節が始まる”前日”のことを意味します。 

春夏秋冬の始まりは、二十四節気(にじゅうしせっき)において 

立春、立夏、立秋、立冬と設定されており、カレンダーにも書かれていますよね。 

つまり本来は、立春の前日、立夏の前日、立秋の前日、立冬の前日、 

これらすべてを節分と呼ぶわけです。 

 

 

節分と年男・年女・厄年の関係性とは? 

節分とは季節の変わり目には邪気が入り込みやすく、 

その邪気や鬼を追い払うために始まったとされています。

 節分では年男・年女、そして厄年の人が豆をまくと良いとされます。 

年男・年女は年神様のご加護をたくさん受けられる 

縁起の良い年と言われています。 

年神様のご加護を受けてより強力な邪気払いの効果をもたらすため、

 年男・年女が豆をまくのです。 

一方、厄年の方が豆をまく理由は異なります。

 厄年とは人生の節目となる年で、 

一年を通じて体調や環境が変化しやすい年とされます。 

病気や事故にあいやすいなどとも言われ、

 その大きな厄を払うために豆をまくのです。

 

 

 

【七十二候】 

七十二候(しちじゅうにこう)は、 

二十四節気をそれぞれ3つずつの季節に分けたもので

1年では72の季節になります。

 自然に目を向けると、四季折々の季節の移り変わりを感じることができます! 

毎月一緒に季節の移り変わりを感じましょう! 

《今月の七十二候》 

2024年2月24日 霞始靆(かすみはじめてたなびく) 

霞(かすみ)は春の季語で、意味は春になって冬に比べて湿度が上がり 

塵(黄砂等)が舞い始めて、

ぼんやりとなる状況のことです。 

「靆=たなびく」は霞や雲が層となって漂っている様子です。 

つまり霞始靆は、春になって霞が出始めてたなびき始める頃、

という意味になります。