エンタイトルツーベース | スロット・スタンス

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へっぽこ審判の学童野球日記 (特に女子野球応援してます!)

先日、試合を観戦中での出来事。
ツーアウト二三塁で、バッターが左中間に放った飛球。これがワンバウンドで、フェンスの切れ目から球場の外へ転がり出ました。(ここのグランドは外野一部出入り口にフェンスネットが張られている)球審は二本指を立てて、バッターランナーは二塁へ。走者は本塁へ。二塁ランナーが三塁上で停止しているので、「君も本塁へ来なさい。」と進塁指示。
ツーアウト二塁から、プレイ再開。これが一連の流れ。

さて、横にいた応援のママさんから、「あの、いまのプレイは一体どういうことでしょうか?」と質問されました。
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「はい。エンタイトルツーベースです。」
「エンタイ トルツーベース」とは「何らかの理由でフェアボールがプレイ不可能な場所に行った場合に、打者を含む各走者にふたつ分のベースの進塁をする権利を与える」ということになります。
一般的なスタジアムでは、ワンバウンドしたフェアボールがフェンスを越えた場合に用いられるケースが多いですが、ツーバウンドで入ったり、フェンスの隙間に挟まったり、飛んできたカラスがボールを咥えていっちゃったという場合。ローカルルールで、ここまで飛んでダイレクトにフェンスに当たった場合…とかにも適用されます。