ブログネタ:激サムと激アツどっちが耐えられない?
参加中私は激アツ 派!
空を見上げると降り注ぐ雪が頬に触れては消えていった・・・
朝の外気は心地よく、私に語りかけてきた・・・風邪をひくぞと・・・
「ハックション!」静かな街に響き渡る私の美声・・?いや、騒音。
仕事をしていたら朝になってしまったではないか。
全く時間に区切りのない仕事である。
墨や絵の具を乾かす時間が唯一の区切りである。
雪が降っているが私にとって、さほど寒くは感じない。
それは激サムを知っているからである。
くしゃみはしていたが・・・
また寒いときの鍋が美味い、暑いときはビールが美味いのだろうが・・・
私自身、耐えられないのはやはり慣れていない激アツだろうか。
激アツ・・・激アツ・・・?
正月も終わり山の温泉にも静かな日々が訪れた・・・かのように見えた。
今年は大規模なスキー場が近くにオープンしたために、
近隣の温泉場はスキー客で一杯になった。
当然、山の温泉も満員御礼となった訳である。
「今月は山原屋旅館も満員だってさ」 他人事見たいに私は言った。いや、他人事である。
「え?お正月が終わったのにか」 剛次郎のもみじ食堂も暇になっていた。
温泉街には誰ひとりいない。いや、豆腐屋の安っさんは忙しそうであった。
「スキーに行ってるんだよ昼間は、中には夕食後に滑りに行くそうだぜ」と私
「へー俺たち、子供のころから竹べらで学校へ行ったよなー」と剛次郎
竹べらとは竹を割って火であぶり先をチョコット曲げただけの道具である。
長靴で上に乗り、ただひたすら道路を滑るのである。
「お金を出してまで、滑りたいものかねー」スキーと竹べらはいささか違うだろう・・剛次郎君
私たちの小学校は体育の授業を調整して一日をゴルフ場で過ごす。
別にゴルフをするわけではない、クローズしたゴルフ場をスキー場として使うわけだ。
普段もスキーや竹べらで通学している・・・今では考えられない時代だった。
そのせいか町内にはインターハイや国体の選手は勿論のこと、
スキーのオリンピック選手まで勢ぞろいしている。
「ところで、特別焼き肉ランチセットまだですかー」剛次郎の声がこだまする。
今日はスキー場の近くに出来た焼き肉ハウスに来ている。
「済みませ~ん、もう少しお待ち下さーい」オープンしたばかりで不慣れのようである。
「ところで剛次郎、この店少し高くないか?」私はメニューを再び見た。
「確かに、和牛ロースセットで8,000円は高いよな」剛次郎もメニューを見ている。
「ふーん・・・」私と剛次郎は一番安いセットを頼んでいた。
しかし、2,000円であった・・・ラーメンが300円の時代である。
しばらくしてお待ちかねのセットが運ばれてきた。
皿には牛肉の薄切りが6枚並んでいた。
まるで河豚刺しのようではないか、せめて牛刺しの厚さは欲しいところである。
― 店員が鉄板に火を付けて去っていた―
私も剛次郎もとにかく腹がへっていた・・・それが悲劇を呼んだ。
二人はまだ熱くなっていない鉄板に河豚刺し風牛肉をのせた。
野菜も全て鉄板の上である。
ご飯はお代わり自由・・・肉も野菜も焼けていない時点で「ご飯お代わり!」
「あ、オレも」初めて味噌汁を飲む時は、二杯目のご飯が来てからだった。
そして、焼き肉を返そうとした時・・・「あれ?」・「へ?」・「何これ?」
鉄板の焼き肉が返せないではないか。
私たちは焦って剥がそうとしたが剥がれない。
それもそのはずである、真新しい鉄板に熱くならないうちに肉を置いたのだから・・・
「おい!何だか下の方が焦げてきたぞ!」あせる私!
「だめだー!上まで焦げて来た!」放心状態の剛次郎!
店員がやってきた「鉄板熱くなりましたか、脂をお持ちしました・・え?」
既に時遅し、鉄板の上の牛肉達は羽根突きで負けたようにまっ黒であった。
「あのー、脂どうしますか・・」
「ああー、下さい、まだ野菜有りますから・・・」
その日二人は2,000円の野菜炒め定食を食べたのであった。
私が耐えられないのは激サムでも激アツでも無く、激ウスである・・・龍


