高校生の生徒さんと話していた時のこと。

「このあいだフシンシャガイダンスがあって・・・」

 

「フシンシャガイダンス?」

 

興味深い言葉がきたので、
答えを聞く前に勝手にみんなで話してみた。

 

「不審者に会った時の撃退法を学ぶの?」
「不審者ガイダンスだから、不審者が先生じゃない?」
「不審者自身が自分たちの生態を教えるとか?」
「しくじり先生みたいに、不審者が俺みたいになるなよって教えてくれるとか?」

 

ひとしきり遊んで答えを聞いてみると
正解は「不振者ガイダンス」とのこと。
成績が不振だった人、つまり赤点だった人のための授業。

 

その学校では、その言葉は普通に使っているとのことで
先生も略して「今日、フシンシャあるから。」
って言うらしい。

 

この日、今までで一番「フシンシャ」という言葉を発した。