まねきねこ星さよですオカメインコ

 

 

<人間オーディション>

これは、私が勝手に名付けたモノ。

 

 

この前の稽古で、ゆういちさんいずみくんに話してくれた。

「この人に講師を任せる」と決めるには、そこまでの日々の行動がすべてオーディションになる。それを1つ1つ合格したら、講師を任せたいと思うんだ、と。

 

 

それを聴いて、ストンと腑に落ちた。

頭で理解したのではなく、

キレイな空気を吸った時に「気持ちいい」と考えなくてもわかる感覚で、

自分の中にスルリと入ったハート

 

 

以前の私は、自分の行動言動のせいで、たくさんの信頼を無くしてきた。

 

インプロと心理学を続けるうちに、自分が正しいと思っていたモノサシが歪んでいたことに気づいた。

自分が必死で作り上げた歪んだモノサシを信じて、それが正しいのだと確認したいがために、たくさんの人を傷つけた。迷惑をかけた。

 

それから、私は失った信頼を再構築するために、一瞬一瞬を確認しながら過ごしてきた。

 

 

今自分が良かれと思っていう言葉や行動は自分の不安を解消するためのものではないのか?

と問うてきた。

 

自分の感情の津波に押し流されていないか

相手を飲み込もうとしていないか?

と問うてきた。

 

 

こうして、今のまねきねこがある。

今の私がある。

この一瞬一瞬がオーディションだったんだ。

 

 

今だって、毎日がオーディションだ。

 

 

納得できない仕事をしなくてはいけない瞬間、

許せないと思ってしまう人の言動行動を目の当りにした瞬間、

自分自身の寂しさに耐えられなくなる瞬間、

大切な人を失った苦痛に息ができなくなる瞬間、

 

それらをどう受け入れて、どう自分の気持ちと向き合って、どう行動するかを決断する。

 

失敗の連続だ。

 

「健康オーディション」

「人に感謝するオーディション」

「約束を守るオーディション」

「ゴミ箱にゴミを捨てるかのように、人に愚痴を言わないオーディション」

「相手の成長を信じるオーディション」

数え上げたらキリがない。

 

でも、私はひたすら諦めが悪い。

だから、これからも「人間オーディション」にチャレンジするし、合格を目指すんだ。